黒豆知識

グリーン車に乗るメリット6つとデメリット3つを30回乗ってきた僕が解説!

グリーン車 メリット デメリット

JRの新幹線や特急には自由席や指定席の他にグリーン車が用意されている場合が多いです。

しかし、基本的には指定席や自由席を選ぶと思うので、「グリーン車ってどんな良いことがあるのだろう?」と疑問に感じている方も多いと思います。

当サイトでは様々な車両の特急のグリーン車と自由席を乗り比べて紹介している記事が人気で、僕はもう30回以上グリーン車に乗車しています。

とはいっても、趣味の延長線上なので別に金持ちと言う訳ではないです。

 

30回以上グリーン車と自由席の乗り比べをしているので、嫌でも違いが分かってきます。

もちろん、特急や新幹線はたくさんの種類があるので車両によって違う部分もありますが、全体として傾向が見えてきました。

ということで、今回は新幹線や特急のグリーン車に乗車するメリット6つとデメリット3つを詳しく解説していきます。

※首都圏で運行されている普通列車グリーン車や瀬戸大橋を運行しているマリンライナーのグリーン車は少し事情が変化してきます。

こんな方に向けて書いています

 グリーン車に乗車するメリットを知りたい方

 グリーン車のデメリットを知りたい方

 グリーン車での注意点を知りたい方

 

 

グリーン車とは?

グリーン車 ロゴ

この記事を見て下さっている方は「グリーン車とは何か」ぐらいわかっている方がほとんどだと思いますが、詳しくない方のために軽くグリーン車のことを解説します。

グリーン車はJRの新幹線や特急列車に設定されている席のグレードの1つです。

みなさんは自由席や指定席はおそらく聞いたことはあると思います。例外はありますが、基本的には自由席と指定席の席は「指定されているか」という違いだけです。

これらの席の1つ上にあるグレードがグリーン車です。

グリーン車は知らなくても上の写真のように緑の四つ葉のマークは見たことがある方は多いと思います。

このマークが付いている車両はグリーン車になっています。

▼スーパーはくとのグリーン車▼

グリーン車 外観
スーパーはくとのグリーン車と指定席・自由席の違い

ちなみに、上越新幹線や東北・北海道新幹線、北陸新幹線にはグリーン車よりも上のグランクラス、サフィール踊り子号にはグリーン車の内容を更にパワーアップしたプレミアムグリーン車というものがあります。

それでは、グリーン車の説明はこれぐらいにして、乗車するメリットとデメリットを解説していきます!

グリーン車に乗るメリット6つ

それでは、グリーン車に乗るメリットを6つ紹介します。

車内が豪華

まず1つ目は車内が豪華ということです。

まず最初に下の写真を見ていただきたいです。

これは特急あずさや特急かいじに使われている特急車両です。

特急あずさ・特急かいじのグリーン車内装

特急あずさ・特急かいじ グリーン車 車内

凄く内装が豪華ではありませんか?

真ん中の通路部分にレッドカーペットが敷いてあります。まるでVIPにでもなったような気分です。

 

また、別の例としてJR北海道の特急北斗に使用されている車両を紹介します。

実は首都圏以外のグリーン車は3列になっており、横幅が広くてシート自体も凄く豪華になっている物も多いです。

▼特急北斗(261系)のグリーン車▼

特急おおぞら・とかち グリーン車 車内

関西や北海道、四国などは3列タイプで首都圏の特急よりも機能面で充実しているグリーン車が多いです。

この車両に関しては、シートは革張りでこのひじ掛けも本物でした。

このように、同じグリーン車でも地域差が結構でます。

しかし、指定席や自由席と比較した際には内装やシートが豪華になるということが分かります。

シートが快適

2つ目はシートが快適ということです。

下の写真は大阪から金沢を結んでいる特急サンダーバードのグリーン席ですが、背もたれが大型化されており、ゆったりした印象があります。

▼サンダバードのグリーン車▼

特急サンダーバード グリーン車 座席

乗り心地のほうも実際にゆったりしていますし背もたれも頭の先まであって、包容力すら感じられます。

皆さんは自由席や指定席のシートで「頭が背もたれから飛び出る」という体験をしたことはありませんか?

しかし、グリーン車は背もたれが長いので、頭がすっぱり収まります。これのメリットは座り心地が良くなるだけではなく、自分より前に座っている乗客の後頭部が見えないので、他人の存在を感じにくくなります。これが意外とリラックスできるんですよね。

 

また、座面も分厚く、深く沈み込みます。

ただし、首都圏のグリーン車に使われているシートはグリーン車にしては少ししょぼいのであまり指定席と変わりません。

 

そして、グリーン車には指定席には付いていない快適装備が付いています。

車両によって細かい機能は変わってきますが、どの車両でも大概ついてる設備が以下の3つです。

  • 大きく倒れるリクライニング
  • フットレスト
  • 上下調節可能なまくら

グリーン車の設備3種の神器と個人的に呼んでいます。

リクライニングの倒れる範囲は驚くと思います。倒れる角度は車両によって変わりますが、指定席とは大違いです。

そして、グリーン車の中で最もオススメの装備がフットレストです。

フットレストは指定席には付いていないことが多いですが、グリーン車には基本的についています。

特急草津のフットレスト▼

特急草津 グリーン車 フットレスト 表 使い方

フットレストは名前の通り、足を置くことで足首の角度を自然に近くして負担を減らす設備です。

正直これだけなら「あれば良いかな」程度ですが、フットレストにはさらに第二段階が隠されている場合があります。

フットレストの足を置く面をくるっとひっくり返すことで、素足を乗せられる面が出てきます。

特急草津 グリーン車 フットレスト 裏返し方

面をひっくり返した後には、シートと同じ生地の面が出てくるので、そこに素足を置きます。

特急草津 グリーン車 フットレスト 裏側

この靴を脱いで素足になれるのが開放感があってめちゃくちゃ気持ち良いんですよね。このためにグリーン車に乗る価値があると言っても過言ではありません!

ビジネスマンの方は革靴を履く方も多いと思いますが、革靴って締め付けがきつい傾向があります。

特に革靴を履きなれていない方は特にきついと思います。そして、新幹線や特急で2時間や3時間以上乗車しているのはなかなかしんどいものもあるでしょう。

そこで、素足になることで、快適に移動できるのです。

皆さんも「フットレストの裏面気持ち良すぎだろ!」と思うこと間違いなしなので、是非ともグリーン車に乗ってみて素足になれる面がある場合は利用してみて下さい!

しかし、首都圏の特急や昔に作られた車両には素足で利用できる面が用意されていない場合があります。それ以外ではほとんどの車両で裏面が利用できます。

土足か素足を見分ける方法は別の記事でまとめていますので、そちらをご覧ください。

>>>近鉄特急とJRグリーン車のフットレストの使い方を画像で分かりやすく解説します!

 

上下調節のまくらに関しては指定席でも設置されている場合があるのですが、上下調節機能を知らないと快適どころか逆に気持ち悪く感じてしまう場合があるので解説します。

▼上下調節機能付きまくら▼

成田エクスプレス グリーン車 まくら上下調節
成田エクスプレスの高いグリーン車に乗る価値はある?指定席との違いを写真で解説!

このように、まくらを持ち上げることで上下調節が可能ですが、初期位置が低いので背が高い方は上げないと肩に干渉してフィット感を感じられなくなるので、この時期を見ている方の中は列車でまくらを見たら調節できないか試してみましょう。

グリーン車の中の代表的な機能を3つ紹介しましたが、実際にはまだまだ機能があります。

グリーン車と自由席・指定席の違いについては違う記事で詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。

▼グリーン車と自由席・指定席の違い▼

グリーン車は何が違う?10回以上乗ったのでシート、機能、内装から客層まで画像で紹介します!

乗客が少ない

3つ目は乗客が少ないということです。

グリーン車は自由席や指定席と比べて乗車人数が少ない傾向があります。

乗車人数が少ないと、他人の存在を感じる場面が少なく、気分が落ち着きます。

また、2人掛けのシートで自分が窓側に座っていても、隣に乗ってくるのはほとんどありません。30回乗ってきて2回ほど隣に乗ってくる方がいましたが、それはグリーン車が満席状態だからでした。

基本的には隣に人が座ってくることは無いですので、リラックスできます。

車内が静か

4つ目は車内が静かということです。

理由は2つあります。

1つ目は乗客の質が良く、人数が少ないからです。

自由席や指定席だと団体客が騒いでいる場面に遭遇することは結構あるのではないでしょうか?

しかし、グリーン車に乗ってくる方はだいたい1人で、2人客でも静かにしている方が多いです。マナーを守っている方が多い印象があります。

そのため、車内が静かになる傾向があります。

まあ、4人以上の場合はうるさくなってしまいますけどね。

 

2つ目の理由はグリーン車自体の防音性が挙げられている場合があるからです。

首都圏はグリーン車でも指定席でも変わらない車両が多いですが、関西圏だとグリーン車と自由席や指定席ではすぐにわかるほど防音性能の違いが分かります。

電車が線路の上を走行する際には、「ガタンゴトン」や「サー」という音が聞こえます。

しかし、これらの「ガタンゴトン」という音がこもったような音質になっていたり、直線の区間ではほとんど何も感じなくなる時もあります。

また、振動も少し抑えられているように感じます。

プライベート感がある

これは先ほどまで紹介してきた項目と被る部分があります。

  • 背もたれが長いから、他人の存在を感じにくい
  • 人が少ないから静か

この2つの理由で「自分だけがグリーン車に乗っている気分になって、プライベートな空間のように感じる」ことができます。

プライベートのように感じられることで、自由席や指定席に座っているときよりもリラックスできますし、寝たい時に寝られます。

優越感

最後は優越感を感じられるということです。

まあ、正直これを入れるか迷いました、、

なんか僕が性格悪いみたいですしね。正直に言った俺は逆に性格が良いかもしれない、、、、

まあ、僕の性格は置いておいて、グリーン車に乗ると大なり小なりそのような気持ちが生まれるとは思います。

勘違いして欲しくないのは「ガ~ハッハッハ!俺は自由席に座っている奴とは格が違うんだよ!格が!」とかは思っていませんよ(笑)

僕もブログネタでグリーン車にのるとき以外は新幹線でも指定席料金の530円をケチって自由席選んでいますしね。

実際には「あー俺いまグリーン車に乗っているんだなー」てな感情になるだけです。

 

これに関しては個人差が大きいと問題なのではないでしょうか?

「グリーン車に乗ってるの気持ち良すぎだろ!」とか「グリーン車に乗っている俺を見ろ!」みたいな方もいるかもしれませんけど、思う分には自由ですので、態度に出ない程度で優越感に浸ってください。

 

以上がグリーン車にのるメリットでした。グリーン車は機能だけではなく、その他のぶぶんでもメリットがあります。

 

 

グリーン車に乗るデメリット3つ+注意点1つ

次にグリーン車のデメリット3つを紹介します。また、デメリットではありませんが、注意点を1つ紹介します。

高い

1つ目は高いということです。

グリーン車に乗車するには乗車券と特急券に加えてグリーン券が必要です。

グリーン料金は距離によって変化しますが、100kmまでで1300円、200kmで2800という風に増えていきます。

具体的な例をだします。

新大阪駅から東京駅まで新幹線で行くときに自由席とグリーン車の2つのパターンで考えてみます。

グリーン車 料金 違い

自由席の場合は14000円程度必要なのに対して、グリーン車は2万円ほどします。

ほとんど6000円のアップです。

普段からグリーン車を利用するような余裕がある方にとっては別に大したことない金額かもしれませんが、平均ぐらいの生活をしている僕らにとっては高いんですよね。

しかし、絶対に手が届かない金額では無く、少し背伸びをしたら届く金額なので、贅沢旅行や接待の際に一緒に利用するというのが主な利用目的になりそうです。

満員状態だと雰囲気が指定席や自由席のようになる

メリットの際に静かでリラックスできると紹介しましたが、満員に近くなるとさすがにグリーン車でも話し声がそこらじゅうで聞こえるので自由席や指定席と雰囲気が同じようになります。

休日の昼の時間帯だと満員状態になる可能性も高まりますし、平日でも観光地に向かう特急の昼の便は意外と人が多い傾向があります。

ただし、これに関しては自分がどうにかできる問題ではないので、時間の自由が利く場合は他に人が少ない時間帯を選ぶと良いでしょう。

快適装備の使い方が初見だと分かりにくい

3つ目はメリットでも解説した快適装備の使い方が初見だと分かりにくいということです。

先ほど紹介したフットレストやまくらの上下調節機能って、グリーン車の周りの乗客を見ていても活用している方ってほとんどいないんですよね。

今では皆さん居偉そうにメリットとか紹介していますが、最初に乗った際には上下調節機能があるまくらは知らずに、「なんかまくらが合わないなー」と思っていました。

 

ですが、この記事をご覧になっている方ならもう大丈夫です。

「特急の名前+グリーン車」と調べることで大概グリーン車の機能を凄く詳しく解説した記事が出てくると思いますし、当サイト「行った気!」の記事も出てくると思います。凄く詳しく紹介していますので、是非とも参考にしてみて下さい!

マナーは守る

プラスアルファですが、電車内ではマナーは守りましょう。

指定席でも同じようにグリーン車にはマナーがありますが、実はグリーン車には暗黙の了解が3つあります。

  • 他に席が開いている際には隣を指定しない
  • 静かにする
  • フットレストの素足の面を土足で使わない

暗黙の了解なので、人によって違うかもしれませんが、僕が30回乗った雰囲気から上の3つは守った方が良いと感じました。

これに関しては他の記事にまとめていますので、そちらをご覧ください。

>>>グリーン車には「暗黙の了解」がある?今まで30回以上乗ってきた僕が解説!

 

以上がグリーン車のデメリットでした。1つ目の「高い」というのは誰でもわかると思いますが、後は何度も乗っていないと分からないことだとは思います。

ただし、傾向なので必ずこうなるわけでは無いのはご了承ください。

 

 

グリーン車をおすすめ出来る方

最後にグリーン車をおすすめ出来る方の特徴を紹介していきます。

とはいっても、ここで紹介するのは一例なので、当てはまらなくても別に好きなように乗車したら良いです。

結局最後に決めるのは感情ですからね。論理はあくまでも自分を納得させるための良い訳でしかありません。

快適にリラックスして移動したい

1つ目は快適にリラックスして移動したい方です。

前述のようにグリーン車には快適装備が付いており、なおかつ他人の存在を感じさせないようなプライベート感があります。

そのため、指定席や自由席よりもかなり快適に過ごすことが可能です。

移動の後に大切な用事があって、移動で体力を消耗したくない方にお勧めです。

人が少ない車両が良い

2つ目は知名度がある方向けです。

僕みたいな一般ピーポーには関係ないことですが、知名度がある方は騒ぎがになることがあるのではないでしょうか?

その場合にグリーン車を選ぶと人口密度が低いので、単純に気づかれにくくなります。

まあ、知名度がある方はおすすめかもしれません。僕には縁がない話ですが。

リッチな気分に浸りたい

3つ目はリッチな気分に浸りたい方です。

グリーン車は高いですが、一般庶民でも手が届かないわけではありません。

そのため、少し贅沢旅行をする際に利用するのも良いと思います。

「帰るまでが遠足」とい言葉があるように、旅行は目的地に向かう前の移動と、帰りの復路も旅行の一部です。

そんな旅行を更に彩るために、グリーン車という選択肢もありです。

特に今まで乗ったことが無い方は新鮮だと思うので、会話ネタにもなると思います。

 

以上がグリーン車をおすすめ出来る方の特徴です。

グリーン車は快適で届かない値段ではないので、"ここぞ"という場面で利用してみると良いと思います。

以上でグリーン車に乗車するメリットとデメリット、向いている方の特徴を紹介しました。

この記事が皆さんの移動を彩るきっかけになれば嬉しいです。是非ともグリーン車を利用してみて下さい!

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