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成田エクスプレスの高いグリーン車に乗る価値はある?指定席との違いを写真で解説!

成田エクスプレス グリーン車 指定席 違い 

成田エクスプレスは名前の通り、八王子、横浜方面から成田空港までを結ぶ特急です。

その中には「高級旅館に宿泊しに行くけど、グリーン車が気になっている」とか、「これから出張に行くから快適に過ごしたい」と言った方がいらっしゃる方がいると思います。

グリーン車は通常料金よりも高額ですし、成田エクスプレスのグリーン車はグリーン車の中でも特に高額です(笑)

そのため、乗車するか迷っている方も事前にどのような席なのかを知っておくと検討材料になります。

ということで、今回は僕が特急成田エクスプレスのグリーン車と指定席の違いを実際に乗り比べて撮影してきた写真を使用して車内を紹介していきます!

こんな方に向けて書いています

 ・成田エクスプレスのグリーン車が気になっている方

 ・グリーン車の機能を詳しく知りたい方

 ・グリーン車が向いている方を知りたい方

成田エクスプレスとは?

成田エクスプレス 車両

成田エクスプレスは八王子、大船方面から東京駅に停車して成田空港に向かう特急です。別名はN'EXとも呼ばれています。

車両はE259系が使用されており、白色を基調としてあるのが特徴ですね。

成田エクスプレス 車内 モニター

車内にはモニターが設置してあり、どの駅に停車するのかが良く分かるようになっています。到着時刻も乗っているので何度もスマホを確認する必要もありません。

運行区間

運行区間は八王子~成田空港、大船、横浜~成田空港です。

成田エクスプレスの運行区間は少しややこしく、八王子から来た成田エクスプレスと大船から来た成田エクスプレスが東京駅で連結して成田空港に向かうのです。

そして、成田空港から発車する便は東京駅で八王子行と大船行に分割されて、それぞれの方面に向かいます。

イメージ的に前半分が八王子、後ろ半分が大船に向かうといった感じです。

▼八王子ルート▼

成田エクスプレス 運行区間 八王子

▼大船ルート▼

成田エクスプレス 大船ルート

このように、成田エクスプレスは2つの方面に向かいますので中には「間違って違う方面に行く号車に乗ってしまったらどうしよう」と考えてしまう方もいらっしゃると思います。

しかし、そんな間違いは基本的には起こらず、あるポイントを間違えなければ心配する必要はありません。

理由は成田エクスプレスは全席指定席だからです。

指定席は乗車する前に券売機で乗車駅と降車駅を選んで、指定席特急券を購入する必要があり、切符に書かれた通りの座席に座っておくと、自分が行きたい方面の号車に勝手に振り分けてくれます。

そのため、自分が行きたい方向に行く際のポイントは席を間違えないことです!

成田エクスプレス 切符

「席を間違える人なんているの?」って感じですが、実は僕なんですよね(笑)

おそらく皆さんよりも特急に乗っている回数は多いと思うのですが、それでも本当はA席なのにD席に座ってしまうということが結構あります。

正直席の数字とアルファベットは間違えたところで、本来乗車する予定だった人と気まずくなる程度ですが、号車を間違えるのはマズイのでそこはきちんと確認してくださいね!

グリーン車がやけに高い!

グリーン車は使い料金を支払う必要があります。

グリーン料金は距離によって値段が変化し、どの特急でも距離区分が同じなら料金も同じです。

しかし、成田エクスプレスは例外でそれ以外の特急のグリーン料金よりも高額に設定されているのです。

通常のグリーン車は100kmまでで自由席特急券の値段に1300円の追加料金が必要なのに対して、成田エクスプレスは2800円の追加料金が必要です。

つまり、成田エクスプレスのグリーン車は通所のグリーン車の倍以上の金額が必要です。

しかもこれはグリーン車料金の値段だけで、実際には追加で乗車券と特急券が必要です。

ちなみに東京から成田空港まで乗車券が1342円、特急券が1200円で合計約2500円です。

成田エクスプレスは自由席は無く指定席かグリーン車を選ぶことになります。

指定席を利用する場合はこの値段に530円追加で3300円、グリーン車を利用する場合は2800円追加で約5400円必要です。

凄く高いですね、、、(笑)

グリーン車が向いている方の特徴

では、普通のグリーン車の倍近い料金を支払ってまで利用するのが向いている状況を紹介します。

あくまで一例ですので、気分で決めたらよいと思います。

ゆったりと座りたい方

1つ目はゆったりと座りたい方です。

グリーン車や指定席の車内は後で写真をたくさん使って紹介しますが、グリーン車は前の席との間隔が広く、リクライニングも大きく倒れます。

その他にも快適装備が付いています。

成田空港に着くまでゆったりと過ごしたい方にとってはおすすめです。

静かに過ごしたい方

2つ目は静かに過ごしたい方です。

グリーン車はモーター音がせず、乗客の質も良いので騒ぐ人がいる可能性が低いです。

そのため、静かに落ち着いて過ごしたい方は、グリーン車を選ぶと良いでしょう。

ワンランク上の満足感を得たい時

3つ目はワンランク上の満足感を得たい時です。

グリーン車のシートは革張りで高級感が溢れていますし、高いグリーン料金を支払ったからこそ感じる満足感があります。

飛行機でも出張帰りや高級旅行の際に利用すると、さらに移動が楽しくなります。

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成田エクスプレスのグリーン車を解説

それでは成田エクスプレスのグリーン車を紹介していきます。

成田エクスプレス グリーン車 外観

グリーン車のドアには右に小さく緑のクローバーが付いています。

成田エクスプレス グリーン車 デッキ

まだ新しい車両なだけあって、デッキ部分の壁の白い部分もきれいですね。

この先がグリーン車の客室です。

成田エクスプレス グリーン車

グリーン車の割にはドアに例の三つ葉のクローバーが書かれていないので、間違って入ってくる方もいるかもしれません。

車内は指定席と違って絨毯が敷いてあり、所々が木目調になっているのでさらに高級感を感じられます。

成田エクスプレス グリーン車 車内

そして、なんといってもシートが革張りで、こちらも高級感が漂っています!

成田エクスプレス グリーン車

指定席は革張りではなく布なので「さすがグリーン車はお金がかかってる」という印象です。

乗り心地が凄く良いかと言われるとそうでもありませんが、成田空港に向かう程度の時間なら快適に座れます。

しかし、それよりも革張りのおかげで肌触りがすべすべで気持ちが良いです。手でずっとすりすりしたくなりますね。

成田エクスプレス グリーン車 乗り心地

そして、座席の背もたれが頭の先まであり、前の人の後頭部が見えることも無いので他人の気配を感じにくくよりリラックスできる空間になっています。

足元のスペースも前の席との間隔が広くなっており、思いっきり足を延ばせます。

成田エクスプレス グリーン車 足元

 

次にシートに付いている機能を紹介します。

グリーン車にはさらに快適に過ごすための機能が付いてます。周りを見ているとせっかくの機能を活かせていない方が多いので、覚えていただけると快適に過ごせると思います。

1つ目はリクライニングです。

グリーン車のリクライニングは指定席とはレベルが違います。

成田エクスプレス グリーン車 リクライニング

手前がリクライニングを最大まで倒した状態で、奥側が初期状態です。

後ろに人がいない場合は是非最大まで倒して試してみて下さいね。

 

2つ目はまくらの上下調節機能です。

成田エクスプレス グリーン車 まくら上下調節

この機能は知らない方は多いのではないでしょうか?

初期状態のままだと肩に干渉して「せっかくのまくらが頭の高さに来ない」という事態になります。

そこで、まくらを下から持ち上げるようにして自分の頭の位置に合わせるのです。

ちなみに成田エクスプレスの他にもシートにまくらが付いている場合は大概上下調節機能が付いてますので、下から持ち上げてみて下さい。

 

3つ目はフットレストです。

成田エクスプレス グリーン車 フットレスト

フットレストは足を乗せることで、乗車時の足首の角度を自然にするための設備です。

使い方は足でT型の上の棒の部分を足で下げるだけです。

成田エクスプレス グリーン車 フットレスト

正直これを使うことであまり変わりはないのですが、姿勢を少し変えたい際に利用してみると良いでしょう。

 

4つ目はテーブルです。

成田エクスプレス グリーン車 テーブル 伸縮前

広さは一般的ですが、グリーン車は前の席との間隔が広いのでさらに自分に近くなるように伸びます。

成田エクスプレス グリーン車 テーブル

画像ではわかりにくい真もしれませんが、グリーン車のテーブルで「少し遠いな、、、」と感じている方はテーブルを手前に引いてみると良いと思います。

 

5つ目はコンセントです。

成田エクスプレス グリーン車 コンセント

コンセントはグリーン車限定ではありませんが、ひじ掛けの先端部分にコンセントが付いています。

意外と気づきにくい場所にありますが、1席に1つあるのでスマホの充電場所としては使えます。

 

6つ目はペットボトルホルダーです。

成田エクスプレス グリーン車 ペットボトル

以上がグリーン車で使用できる機能です。

車内は静か

グリーン車の特徴として車内は静かという特徴がありますが、それは成田エクスプレスも変わりませんでした。

1つ目の理由はモーターが無いからです。

電車は動くためにモーターが必要です。このモーターがうるさいんですよね。

しかし、全ての車両にモーターが付いているわけではありません。

指定席でもモーターがない車両はありますが、グリーン車はほぼ確実についていません。

グリーン車はモーターが無いので走行音が小さくなります。

 

2つ目は客の質が良いので話し声が少ないからです。

グリーン車は追加料金が必要で成田エクスプレスのグリーン料金は通常よりも高くなっています。

そのため、1人で利用する方が多く、話す相手もいないので車内も静かになるということです。

夕方の便の指定席だとグループで乗車している方が晩酌しているところも見かけますので、静かに過ごしたい方はグリーン車のほうが良いです。

 

以上で成田エクスプレスのグリーン車の紹介は終了です。

 

余談ですが、車内清掃があるので成田空港にきた列車にはすぐ乗んではいけません。

成田エクスプレス グリーン車 車内清掃

僕はすぐに乗り込んでシートの写真を撮影しようと思いましたが、清掃のため一度追い出されてしまいました(笑)

 

 

 

成田エクスプレスの指定席を解説

次に成田エクスプレスの指定席を紹介していきます。

成田エクスプレス 指定席

内装はグリーン車ほど高級感はありませんが、それでもシートの赤黒が十分格好良く雰囲気があります。

指定席は表面は布で、グリーン車と比べてしまうと少し背もたれが薄めの印象があります。

成田エクスプレス 指定席

座り心地は一般的なシートと同じくらいです。

背もたれはグリーン車と同様に頭の先まであり、まくらも付いていますね。ただし、指定席のまくらは少しヘコヘコです(笑)

成田エクスプレス 指定席 乗り心地

そして、足元のスペースは足を延ばせるくらいはあります。

成田エクスプレス 指定席 足元のスペース

次に指定席に付いている機能を紹介していきます。

 

1つ目はリクライニングです。

成田エクスプレス 指定席 リクライニング

リクライニングは指定席にしたら標準ぐらいですが、角度は十分です。

 

2つ目はまくらの上下調節機能です。

成田エクスプレス 指定席 まくら 調節機能

グリーン車にも同じ機能が付いているので詳しい解説は省きます。

こちらもまくらを上に上げるだけの簡単調整が可能です。

 

3つ目はテーブルです。

成田エクスプレス 指定席 テーブル

テーブルはグリーン車と同じ広さの物で標準的ですね。

駅弁もノートパソコンも置けます。

 

4つ目はペットボトルホルダーです。

成田エクスプレス 指定席 ペットボトルホルダー

 

5つ目はコンセントです。

成田エクスプレス 指定席 コンセント

コンセントは指定席も付いているので、充電目当てでグリーン車に乗る必要はありませんね。

以上で指定席の紹介は終了です。

車内の設備を解説

最後に車内の設備を紹介していきます。

詳しい場所は車内のデッキ部分に乗っているので、そちらをご覧ください。

成田エクスプレス 編成表

 

1つ目は荷物スペースです。

成田エクスプレス 荷物スペース

成田エクスプレスは空港特急なので、大きなスーツケースを一緒に持ち込むことが想定されています。

しかも、ロックが付いているので盗難も防止できます。以外かもしれませんが、空港特急の荷物置き場はロックができない車両が多いので、これは利用しやすいですね。

 

2つ目はお手洗い&洗面器です。

成田エクスプレス お手洗い

これは男性専用お手洗いですが、もちろん男女共用と車いす対応お手洗いもあります。

成田エクスプレス 車いす対応トイレ

成田エクスプレスのお手洗いはドアが木目調になっているので高級感があります。

 

3つ目は多目的ルームです。

成田エクスプレス 多目的ルーム

基本的にはロックがかかっていて使用できませんが、乗務員判断で使用することになるかもしれません。

 

4つ目はフリーWi-Fiです。

指定席とグリーン車両方で利用できます。

JR東日本 フリーWi-Fi

速度は4Gに比べると遅いですが、大体のWEBサイトは開けます。

 

以上が成田エクスプレス車内設備でした。

 

 

まとめ

今回は成田エクスプレスのグリーン車と指定席の違いを実際に乗り比べた体験と一緒に写真をたくさん使って紹介しました。

グリーン車は革張りで高級感がありましたが、成田エクスプレスは他の特急のグリーン車と比べてもさらに高いので使うかどうかは悩みどころです。

しかし、静かな車内でワンランク上の座席を使用するという満足感が得られます。この満足感のための金額を高いと取るか、価値があるとするかはあなた次第です。

この記事が参考になっていたら幸いです。

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