最初に乗った感想を紹介していきます。
京阪のプレミアムカーは値段以上の価値がありますし、その料金のコストパフォーマンスも非常に高いといった印象が抱きました。
ということで、今回は京阪のプレミアムカーに乗ってきたので車両を大量を写真を使ってプレミアムカーの違いを最大限に紹介していこうと思います!
旅のしおり
京阪プレミアムカーとは?
京阪のプレミアムカーは京阪電車の特急・快速特急・ライナー・一部の快速急行に連結されており、通常の追加料金が必要がないシートよりもワンランク上のシートという位置づけになっています。
そして、京阪特急はライナー以外は自由に席に座っていく方式で、混雑している際には席に座れない場合が多いです。というか僕が中書島から乗る際には席はほとんど埋まっているので、大概立っているような気がします。
京阪本線の両端の終着駅である京都の出町柳から大阪の淀屋橋まで(なんで梅田じゃないねん<(`^´)>)乗り通しても1時間弱、僕が良く利用する中書島から淀屋橋までは40分弱と立っていられなくはないですが、疲れている際や荷物が多いときには結構きつかったりします。
そのようなときに使うのが京阪特急のプレミアムカーです。
プレミアムカーは指定席で、乗車する直前でも席を取れる可能性が高いのでその時の体調や状況によって柔軟に変更できるのが良いですね。
さらに、ただ単に指定席になるだけではなくシート自体もさらに豪華になっており、「プレミアム」という名前に負けていない設備なので、ちょっとした非日常感を味わえるのも良いです。
プレミアムカーが連結されている車両は?
プレミアムカーが連結されている車両は3000系と8000系の2種類があります。
普段から京阪を利用している方は見慣れていることでしょう。
個人的には赤と黄色のカラーは小さいころから見慣れていてるのですが、青と白いカラーは近年登場したカラーでまだ本数も少ないので、青と白のカラーである3000系が来たら"当たった"ような気分になるのは僕だけでしょうか?
とはいっても、プレミアムカーでなくても車内はどちらも追加料金が不要の列車とは考えられないぐらいの豪華な車内になっていますので、当たりはずれとかは無いんですけどね。
運行区間は?
運行区間は出町柳と淀屋橋を結ぶ京阪本線です。
停車駅は特急に連結されているなら特急が止まる駅に停車しますし、一部の快速急行に付いているプレミアムカーなら快速急行が止まる駅に停車しますのでまちまちです。
だたし、各駅停車や準急にはプレミアムカーは連結されていません。
ちなみにトイレは基本的にありませんし、出町柳から淀屋橋まで乗り通しても1時間弱なので、事前にトイレに行っておきましょう^^
プレミアムカーの料金は?
プレミアムカーは通常の運賃に加えて、プレミアムカー券を購入する必要があります。
今後変更になる可能性もありますが、400円または、500円です。
比較的距離が近い場所で降りるなら400円ですが、その範囲以上の場合は500円です。
例を挙げると淀屋橋から樟葉駅までは400円ですね。
淀屋橋から樟葉駅まで400円ということは淀屋橋まで中書島まで乗車すると500円なので、同じ500円なら終点の出町柳まで乗車する方がお得ではありますね。
このように値段の変動が400円か500円しかないので、とても分かりやすい料金設定です。
また、席の内容に対してプレミアムカー券の値段が安いのも特徴です。
JRでは席の内容が変化せず、自由席か指定席か変化するだけで500円強必要です。グリーン車は距離によって変化しますが最低でもプラス1000円はします。
そのため、指定席になり、席自体も豪華になるのに対して最大でも500円というのはかなりお得だと思います。
運行間隔は?
京阪の特急は本数も多いので、それに連結されているプレミアムカーの本数も多くなります。
基本的には一時間に5本出ており、6時代と22時代はだけ4本運行されています。そのため、プレミアムカーに乗るための時間を調べる必要はなく、乗りたい時に特急停車駅に行けば10分程度で乗れるということになります。
やっぱり本数が多いのは助かりますね。
京阪プレミアムカーの内装を画像たっぷりで紹介!
※3000系と8000系のプレミアムシートを乗り比べましたが、設備の変化はありませんでした。しかし、乗る車両によって購入できるグッズ(ハンカチの3000系仕様、8000系仕様など)に違いがあるので、欲しいグッズがある場合はそのグッズが買える列車を狙う必要があります。
それではいよいよプレミアムカーを紹介していこうと思います。
最初にプレミアムカーは6号車にあります。デザインも通常の車両とは違って派手なのでわかりやすいと思います。
プレミアムカーはドアが1つだけです。また、隣接している5号車や7号車から入ろうとしてもドアがロックされていて入れません。
そのおかげでプレミアムカーが静かで落ち着いた空間になっているといっても良いでしょう。
内装の雰囲気はJRのグリーン車と比べても遜色ないレベルで、もしかしたらそれ以上かもしれません。
シートは片側に2列、反対側に1列の合計3列です。これもJRのグリーン車と同じです。
そして、僕が気になったのは車内にカーペットが敷いてあることです。それも席がある部分と歩く通路部分ではカーペットが別々になっています。
このようにカーペットが敷いてあるのはグリーン車の標準的な内装ですが、それがさらに通路部分だけが分割されているのが個人的な驚きポイントです。この分割されているおかげでカーペットロードを歩いている気分でVIPになった感じがしますね(笑)
また、内装に関してですが、窓と窓の間にある柱にはプラスチックのカバーがあるのですが、それがピカピカで手入れが行き届いているという印象もありました。
それがこの写真ですが、僕がしっかり反射して、鏡として使えそうなレベルでピカピカです。これは窓じゃないんですよ!この黒い柱の両隣りにある外が見えている部分が窓です。本当ならこのような質感の場合は油とかでギトギトになっていそうなのですが、後述するアテンダントさんがきちんと拭いているのではないかと思います。
それではシートの紹介に映っていきます。
これが今回座るシートです。
頭の横に出っ張りがあるのが目立ちますね!
また、前方から見た際には黒い布が使用されていますが、後ろ側は白色が主に使用されています。
これが後ろから見た際の視点ですが、ガラッと印象がかわります。
このように色の使用方法が斬新でただ単に豪華なだけでなく、カッコよさも持ち合わせています。
実際に座った感じは微妙に体にフィットしません。いままで散々ほめてきましたが、今回のプレミアムカー乗車で1つ目の微妙だと思った点ですね。
正直シートにフィットするのかは個人差があるとは思うんですが、なんかしっくりこなかったんですよね。座り心地だけで比較した場合はJR特急の自由席のほうが良いと感じました。
しかし、プレミアムカーにも負けていない点があります。
それが先に触れましたが、頭の横から生えているでっかい出っ張りですね。
頭の横に出っ張りがあるシートは過去にもありましたが、ここまで大きいでっぱりは初めて見ました!
ここまで大きいといくら寝相が悪い方が乗車中に寝て、上半身が暴れてもこの出っ張りが頭を支えてくれるので安心して眠れますね!気づいたら出町柳に付いているかもしれませんが、、、。
また、隣の席との幅が広いことです。
お次は足元ですね。
足元のスペースは少し惜しい感じがしました。
普通に座る分には広々としていて、かなり広い方だと思います。
しかし、少し姿勢を崩しておしりを座面の前にして猫背にした状態では足がついてしまいます。あとほんの3センチか5センチぐらいあればいうことが無かっただけに少し惜しいと思いました。
シートの横幅は3列になっている分とても広くとられています。これはJRのグリーン車と同じレベルで広く、本当に広々としています。
皆さんは普段の京阪特急の座席に乗っている際にはシートの横幅を気にすることはほとんどないでしょうが、普通席は自分の太ももの幅丁度くらいに作られています。それがプレミアムカーは太ももを自然にした状態でも、横に少し余裕が生まれます。
ひじ掛けは2人掛けの場合は間にきちんと2つあるので、遠慮することなくひじ掛けを利用できます。
この写真は特急こうのとりの指定席ですが、このように2人掛けの席で真ん中のひじ掛けが1つしかなくて遠慮して使いないのはあるあるなのではないでしょうか?
それに対してプレミアムカーはきちんと間に2つあるので、そんな遠慮は必要ありませんよ!
シート自体の紹介は以上です。
では、次に機能を紹介してきます。
1つ目はリクライニングです。
この写真の手前の席がリクライニングを最大まで倒した状態で、その1つ奥の席が最初の状態です。
正直リクライニングの倒れる角度も微妙です。JRの自由席や指定席のほうが倒れますね。
その影響もあってはあまりリクライニングを倒しても、そこまで変化は感じませんでした。
2つ目はコンセントです。
プレミアムカーにはひじ掛けの前側に1座席に1つずつコンセントが付いています。
これは2人掛けのシートなので、隣の席のひじ掛けにもコンセントがありますが、1人掛けのほうは1つです。
1座席に1つずつあるのは便利ですよね。他の特急や新幹線では窓側にしかコンセントが無いというパターンはあるあるです。
3つ目はテーブルです。
テーブルは前の席についているタイプのものです。
棒状のパーツを90度回転させることでテーブルを展開できます。
大きさについてはノートパソコンが丁度置けるぐらいです。
京阪の乗車時間でなかなか食事をする機会は少ないとは思いますが、食事もできます。
4つ目はカップホルダーです。
お茶を購入しておきたいけど、メインテーブルを出すほどでもない場合に便利です。
最後はフックです。
前の椅子の後ろ側にコートや上着を掛けられるフックがあります。
他にも一部の席ではひじ掛けに収納されているテーブルがあったり、壁面テーブルが設置されている席もあります。
番外編として、フリーWi-Fiの完備されています。
これは別にプレミアムカー限定ではなく普通の席でも使用できますが、やっぱり外出中に通信量が多くなる動画を見る際にはフリーWi-Fiが便利です!
また、大きな荷物を持っている場合は、入り口のすぐそばにラゲッジスペースを利用できます。
そして、このラゲッジスペースの隣にあるのはアテンダント室で、基本的にすぐそばにアテンダントさんがいらっしゃるので盗難される危険性もほとんどありません。
スーツケースや手押し車などを利用している方は利用してみると良いでしょう。
以上で基本的な設備の紹介は終了です。
アテンダントさんによるサービスが素晴らしい!
京阪のプレミアムカーにはアテンダントさんが乗車しており、アテンダントさんの素晴らしい気遣いには本当に驚きました!
まず最初に車両に入った際に飛行機に乗り込んだ時のように挨拶をしてくださったり、僕が座った席の窓枠を「結構いろいろな人が触っているので拭いておきますね」と言って拭いてくださりました。
さらには、僕が迷って席が分からずにさまよっていた際に、「お席は分りますか?」と気を使ってくれたことは感動しましたね。
中には「どこが凄いねん」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、僕が思ってもいない部分で潜在的な要望に気が付いてくれるというのが素晴らしいと思いました。
僕は気を遣うのが本当に苦手なので素直に尊敬します。
※一部の便ではアテンダントさんは乗車していないそうです。
その他
わざわざ項目をつくるほどでもなかったけど紹介したいことを紹介します。
1つ目は現在は新型ウイルスの影響で行っていませんが、以前はブランケットや充電器の貸し出しサービスがあったそうです。
2つ目は車両で限定グッズが購入できることです。
具体的にはハンカチやカップホルダーなどがあります。
販売されている商品は販売終了になって新しい商品に変わったりするらしいので、欲しいグッズがある場合は今のうちに確保しておくことをおすすめします。
また、この記事のほんまの最初に記載しましたが、特急には3000系と8000系があり、その乗っている車両によってハンカチの色が異なるので欲しい方が入手できる車両を狙いましょう!
どちらの車両が来るかはプレミアムカー公式サイトの時刻表で確認できるので、ぜひご覧ください!
客層は?
客層は若い少人数グループ(カップル)や40~50代くらいのビジネスマンが中心でした。
グリーン車などは余裕のありそうなおじいさんが中心なのですが、プレミアムカーの価格はJRの指定席と同じレベルなので特に客層が良いということはありません。
しかし、大きな声で話しているグループ客などはおらず、グループも2人ペアが中心なので通常車両よりも静かで"わきまえている"人が乗車している印象がありました。
また、隣の車両に移動できる扉は締め切られており、通行人がいないのも落ち着ける理由です。
まとめ
今回は京阪のプレミアムカーの内装を紹介していきました!
座席の紹介で、微妙なポイントは3つほど上げましたが、それでも「乗る価値はあるのか?」という問いに対して「追加料金以上に乗る価値がある!」と断言できます。確かに座席は少し劣る部分もありましたが、内装の豪華さやアテンダントさんが載っていることより、座席よりも内装で豪華さを演出する方にお金がかかっているという印象がありました。
そして、今回はたびたびグリーン車と比較していましたが、プレミアムカーはグリーン車どころかJRの指定席の値段と同じか少し安いのです。
これほどのサービスが最大でも500円で受けられるので、京阪沿線でよく特急を利用する方は是非とも利用していただきたいです。
結論:京阪プレミアムカーは500円で非日常感を味わえるテーマパークだ!