特急踊り子、特急湘南は東京と伊豆方面を結んでいる特急です。
中には「熱海・伊豆旅行で少し贅沢にグリーン車を使おうかな?」と考えている方もいらっしゃると思います。
グリーン車はなかなか乗る機会が無いのでどんなシートを利用できてどんな機能があるのか想像しにくいですよね。
グリーン車には指定席よりも快適に過ごせるような機能がありますが、周りの人を見ているとそれを使いこなせている方が少ない印象を受けます。
しかし、この記事ではシートにある機能と使い方を紹介しますので、知らずに機能を使いこなせていない方よりもさらに快適に過ごせるようになります。
今回は特急踊り子・特急湘南に使用されているE257系のグリーン車と指定席の違いを実際に乗車して撮影した写真を大量に使って解説します!
特急湘南と特急踊り子の違いは「特急踊り子と特急湘南の違いは何?運行区間、運行される時間帯を解説!」をご覧ください。
・特急踊り子・湘南のグリーン車を検討方
・指定席とグリーン車の違いを知りたい方
・車内設備を知りたい方
旅のしおり
特急踊り子と特急湘南のグリーン車を紹介!
それでは最初にグリーン車から紹介していきます。
グリーン車両は指定席の車両とは違い、ドアの近くに三つ葉のクローバーマークが付けられています。
ドアの中に入った内装は白が基調でエレガントな雰囲気になっています。
グリーン車に向かうドアには木目調にクローバーが小さく描かれています。
ロゴは小さくても木目調にグリーン車のマークのコントラストが効いており良く目立っておりカッコよいですね。
車内は頼もしそうなシートと指定席には無い絨毯があり、天井付近も木目調になっており指定席よりも高級感が増しています。
座席は片側が2列、両側で合わせて4列のJR東日本のスタンダードです。
それではシートに座っていきましょう。
このシートは黒色が基調になっており、所々革張りになっているのが高級感を醸し出しています。
座り心地は背中に張り出しがあって、背中の曲線にフィットします。程よい張り出しがあると乗り心地が良くなるんですよね。
そして、なんといっても指定席と比べて腰への負担が小さいんですよね(笑)
実はグリーン車の前に指定席で東京から終点の伊豆急下田まで2時間40分ほど乗車していたんですが、腰が痛くなってしまったんですよね。
まだ若いのですが、前日に鉄道に8時間くらいずっと乗っていたので、それが響いてるんだと思います。
ところが、行きは指定席で腰が痛くなったにも関わらず、すぐ折り返しはグリーン車で東京まで戻りましたが、グリーン車は大丈夫でした。
そのため、個人的には腰に不安がある方はグリーン車を選ぶと腰への負担が小さくなって快適に移動できる可能性が高いです。
そして、足元も前の席との間隔が広いため、存分に足を延ばせます。
ただし、横幅は指定席とほとんど同じ幅なのでそこまで変化はありません。窮屈感は無いので、別に特に困ることはありません。
次にグリーン車についている機能を紹介します。
指定席ではなかなかついていない機能もありますので、ぜひ使い方を覚えていっていただけると参考になると思います。
1つ目はリクライニングです。
グリーン車のリクライニングは指定席しか乗ったことが無い方にとっては考えられないぐらい倒れます。
手前側が最大まで倒してあり、奥側が初期状態なので、2つを比較して頂ければわかりやすいと思います。
もし後ろに乗客がいない場合は一度最大まで倒して、試していただきたいですね。
余りにも倒れるのでびっくりすると思います。
2つ目は上下調節機能が付いているまくらです。
まくらはJR東日本では指定席でも良く見ますが、他のJRだとグリーン車にしかついていないことも多いのです。
そして、このまくらは上下の調節が可能です。
というか、まくらを調節しないとまくらが肩に当たって気持ち悪くなります。
最初の状態だと少し低いので、少し上げて利用することをおすすめします。
この調節機能を知っているか知らないかでは、快適性に大きな差が出てきてしまうので是非覚えていただきたい機能です。
3つ目はフットレストです。足元にある変な形のものです。
フットレストは足を延ばした際に足の角度を自然にし、疲れがたまらないようにするための装備です。
使用方法は簡単で、足で下げるだけです。
下げてから足を乗せるだけです。
ただ、特急踊り子・特急湘南のフットレストの機能はこれだけでは無いのです。
実は、足を乗せる面を裏返すことで素足で乗せる面が出現するのです!
注意点として素足なので、絶対に靴を脱いで使用してくださいね!
実はこの素足で乗れる機能は他のJRだとグリーン車の特権のような物で、個人的にグリーン車で最も好きな装備でしたが、残念ながらJR東日本のグリーン車は土足のみでしか利用できない車両が多かったのです。
靴を脱ぐことが出来る開放感は本当に快適です!
この機能を知っている方も少ないと思いますので、是非とも利用してみて下さい!
4つ目はテーブルです。
テーブルは一般的な広さで、駅弁を食べるのにも十分なスペースです。
展開方法はロックを左に回すだけです。他の特急とか新幹線は回す方向はどっちでも良かったので、少し戸惑ってしまいそうですね。
5つ目はコンセントです。
グリーン車には窓側だけにコンセントがあります。スマホなどを充電したい方は窓側を予約しましょう。
以上がグリーン車の設備でした。
踊り子はグリーンも人が多い
グリーン車は基本的に人が少ないのですが、特急踊り子は乗車人数が多いです。
特にお年寄りの方が集団で乗ってくるパターンが多いです。基本的には1人で乗車する方が多いので、これは観光地に向かう特急特有です。
ちなみに、海側はAB席です。乗客は明らかにAB席側に偏っており、人気なので海を見たい方は早めに予約しないと埋まってしまう可能性があります。
逆に景色はどうでも良い方は空いているCD席を選ぶのも良いと思います。
▼海側座席を狙う際のポイントと注意点はコチラ▼
指定席よりは音が静か
電車はモーターで走行していますので、走行時はモーターが聞こえます。
しかし、全ての車両にモーターがあるわけでなく一部の車両はモーターがありません。
グリーン車もモーターが無く、音がかなり軽減されています。
以上でグリーン車の紹介は以上です。
特急踊り子と特急湘南の指定席を紹介!
次に指定席の紹介をしていきます。
指定席のドアはドアの中央部分がガラス張りになっており、中が見えるようになっています。
車内は白色が基調になっており、青色のシートが爽やかな印象を与えています。
シートはグリーン車の後に見てしまうと少し薄っぺらくて貧相に見えてしまいますね(笑)
座り心地は割とフィットして基本的には問題ありません。
しかし、グリーン車の紹介の時に言ったように、指定席では腰が痛くなってしまいました、、、
僕の場合は前日に長時間座っていたので腰が痛くなりましたが、基本的には大丈夫だと思います。
まあ、腰に不安がある方はグリーン車にしましょう。
そして、グリーン車と違う点は背もたれの長さが後頭部までしかないということですね。
後頭部までだと前の席の乗客の頭の先が視界に入るので何となく他人の存在が気になってしまいます。
足元は前の席の下が開いているので、十分に伸ばせます。
それでは指定席に付いている機能を紹介します。
特急踊り子は指定席にもユニークな機能が付いてます。
1つ目はリクライニングです。定番装置ですね。
手前が最大まで倒した状態で、奥側が初期状態です。
指定席の割には結構倒れますね。
指定席としては十分な角度ですね。
そして、リクライニングと一緒に使って頂きたいユニークな機能が付いています。
それが2つ目の座面スライド機能です。
写真んように少しだけ座面を前にスライドさせられます。
これによって、おしりの位置が少し全身してよりリラックスした体勢になれます。
調節方法はリクライニング調整ボタンの近くにあるレバーを前に押しながら、おしりで座面を押さえつけながら前にすると調節できます。
もちろん自分が好きな位置で止められるので、是非ともリクライニングと一緒に快適な位置を探してみて下さい!
3つ目はテーブルです。
テーブル自体は一般的なものです。
広いので駅弁も十分食べられます。
4つ目はペットボトルホルダーです。
写真は取り忘れてしまったのですが、良くあるやつなのでほとんどの方が使い方は分ると思います。
5つ目はコンセントです。
コンセント自体はグリーン車と同じような物が付いています。
窓側のみなので窓側を狙いましょう。
以上で指定席の機能の紹介は以上です。
モーター音が結構うるさい
グリーン車はモーターが無いので静かでしたが、指定席はモーターがある車両も多いです。
全ての指定席にモーターが付いている訳では無いので編成を知っている方はモーター無しの車両を選ぶことが出来ると思いますが、それができるのは鉄道マニアくらいでしょう。
そのため、余り詳しくない方はモーター付きの車両に乗る可能性が高くなります。
このモーター音が結構うなっているんですよね(笑)
だんだん慣れるので個人的には気になりませんが、確実に静かな車両に乗りたい方はグリーン車をおすすめします。
特急踊り子と特急湘南の車内設備を紹介!
最後に特急踊り子・特急湘南の車内設備を紹介します。
この車両の座席表はJR東日本には無いのですが、特急踊り子が乗り入れている伊豆急のホームページに伊豆急下田に向かう特急の座席表が公開されているので、フリースペースやお手洗い、ゴミ箱の場所を知りたい場合はそちらをご覧ください。
また、踊り子は熱海駅で分離して半分は修善寺駅に行く便もありますが、そちらは載っていません。
1つ目はフリースペースです。
このフリースペースは3号車にあります。
この写真の反対側は椅子が窓の外を向いています。
特急内でフリースペースを利用できるのは珍しいですよね。これは3号車にあるスペースで、乗車すればだれでも利用できます。
ちなみに熱海を過ぎるとだんだん海沿いを走るようになります。2枚目の写真の窓の外を向いている方のフリースペースに座っていると、海の景色を見ながら過ごせます。
ただし、1つ気になるのは座っている人から丸見えなので1人で使うには気が引けることですね(笑)複数人やカップルで乗車する際には利用してみるのはどうでしょうか?
2つ目はお手洗いです。
特急列車の必須設備です。
男女共用お手洗いだけでなく、余ったスペースを有効活用するために作ったような男性専用お手洗いもあります。
男性セイン用トイレは外から一目で人が入っているかわかるようになっています。
また、ボタンでドアが開閉する多目的お手洗いもありますので、色々な人への配慮がなされています。
3つ目は多目的ルームです。
基本的には閉まっていて使用できませんが、理由がある際に乗務員判断で利用することになると思います。(JR北海道の多目的ルームはそうだった)
4つ目は荷物置き場です。
写真はありません、、、ごめんなさい。
1号車と9号車しか荷物置き場が設置されていないので、スーツケースなどの荷物がある場合はどちらか(指定席)を予約すると良いでしょう。
以上が特急踊り子の紹介は終了です。
特急踊り子のグリーン車は快適だ!
今回は特急踊り子のグリーン車と指定席の違いを実際に乗り比べてみた体験から紹介しました。
当サイトでは様々な車両のグリーン車を乗り比べているので、正直グリーン車には乗り慣れていました。
しかし、この特急踊り子では往路では指定席で腰が痛くなったのにも関わらず、折り返してすぐに乗車したグリーン車では腰の痛みを感じなかったので、改めてグリーン車の良さを再認識しました。
単純なシートの乗り心地だけではなく、JR東日本の特急では少ない素足で乗れるフットレストもあったのでグリーン車は結構オススメです。
皆さんも快適に伊豆方面に向かう際にはグリーン車を検討してみてはどうでしょうか?
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