ネカフェで宿泊しようと考えている方は「お金が少ないから最大限節約したい」と考えている方が多いと思います。
その気持ちわかります。僕も旅行ではその土地の名物やお土産にはお金を惜しみませんが、宿泊費は真っ先に節約対象になります(笑)
そして、これを見ている方は初めてネットカフェに宿泊しようと考えている方だと思います。
そんな方にネカフェで宿泊する際の心得から細かいとこまで全て詰め込んで15000文字弱に達したこのマニュアルを捧げます。
今回はインターネットカフェで10回以上宿泊してきた僕が、宿泊する際のマニュアルとして使えるレベルで心持、持ち物、店の選び方、盗難対策、注意点を伝授していきます。
※北海道旅行でネットカフェを検討している方もいるかもしれませんが、正直ネットカフェは期待できません。
詳しくは「北海道旅行で泊まれそうなネットカフェはある?→札幌以外期待できません。」をご覧ください。
旅のしおり
筆者の宿泊遍歴
最初に自己紹介の代わりに僕の宿泊遍歴を紹介します。
僕は1人旅がメインでシティーホテル、ビジネスホテル、キャンプ、ネットカフェ、カラオケボックス、野宿(駅、関空のベンチ)と様々な場所に宿泊してきました。
ちなみに、快適性はシティーホテル>ビジネスホテル>>>>キャンプ>>ネットカフェ>カラオケボックス≧関空のベンチに横になって寝る>野宿(駅のベンチで座ったまま寝る)という順番です(笑)
ちなみにネットカフェよりもキャンプのほうが快適性が高い理由は、大自然で人の気配が少ないので精神的にリラックスでき、"比較的"寝れるのでこの順位になりました。後は寝袋が快適なのも結構大きいですね。
その他のカラオケボックスと夜の駅で一夜を過ごした際の体験談はコチラからみれるので気になる方はご覧ください。
▼カラオケボックスでの宿泊▼
カラオケボックスで泊まるのはどうなの?経験者のリアルな体験談を紹介します!
▼夜のベンチで座って寝るキツさ▼
駅で泊まるのは可能なのか?夜の駅で野宿した経験から解説します!
ネットカフェに宿泊しても良い方
ネットカフェでの宿泊は全員が全員におすすめ出来ることではありません。
正直ネットカフェはビジネスホテルなどと比べると、快適性は比較にならないほど劣ります。
そのため、宿泊する際にはいろいろと犠牲にする覚悟が必要です。
今から言う心意気が無いとネットカフェに宿泊しても後悔するので、素直にビジネスホテルを予約しましょう。
睡眠の質は犠牲にする覚悟
1つ目は「睡眠の質は求めるな!」です。
最初に僕の宿泊遍歴を紹介した際にもネットカフェの宿泊はキャンプよりも下になっていましたが、その理由として周りに人の気配がするということが挙げられました。
周りに人の気配がするのが想像以上に精神的に安心できないんですよ。
ネットカフェは基本的に完全な個室ではなく、上の方が繋がっており板1枚だけで隣と隔てられているいるブースと呼ばれている部屋があります。
周りからの視線は遮られるのですが、防音という概念は完全に捨て去っています。
そのため、隣のブースにいる客の「ぐー---!!!!ぐー---!!!!」というクソうるさいいびきや、廊下を「タっ、タっ、タっ、」と歩く足音、「がらー」とドアを開ける音も聞こえてきます。ドアを開ける音や廊下を歩く音はましですが、特にうるさいのがいびきです。
フロア全体の音が聞こえるので、フロアの誰かのいびきがうるさかったらもうハズレです。遭遇率が高いので、「いびきがうるさい可能性が高い」と思っておきましょう。
このように、防音性能を完全に捨て去った構造であり、人口密度が高いので周りに他の人の気配を感じます。
そうすると、人の本能的に安心して寝ることはできず、いつでも起きられるように浅い睡眠だけしかとれない傾向があります。
表現するなら「警戒モードを解除できない」というと理解しやすいのではないでしょうか?
ちなみに、いびきが余りにも酷い場合は店員に報告したら店員がその客に注意してくれますし、音に対する対策方法はあります。
ただし、他の人の気配自体を感じないようにするのは難しいので、ネカフェに泊まるなら浅い睡眠になりことは覚悟しておく必要があります。
間違っても、明日が勝負の日なのにネットカフェで宿泊するようなことはしないでくださいね(笑)
恐らく翌日は普段のパフォーマンスを出せずに失敗する可能性があります。そのような方はビジネスホテルに宿泊しましょう。
中には快活クラブの「鍵付き完全個室」というブースとは違って完全個室でルームキーが付いている部屋がありますが、確かに快適ではあるのですが値段もブースと比べると割高です。
マンガやネカフェ限定のコンテンツを利用せずに、快適に寝るためだけに鍵付き完全個室を利用するぐらいなら後1000円くらいを上乗せしてビジネスホテルに宿泊したほうが良いです。
▼鍵付き完全個室を宿泊にはおすすめしない理由▼
快活クラブの鍵付き完全個室は快適!でも宿泊は微妙。たった1つの理由を解説
物が盗まれる覚悟
2つ目は「物が盗まれる可能性がある」ということです。
もちろん、完全に悪いのは物を盗む人なのですが、現実問題としてインターネットカフェでの置き引きが発生している事例もあります。
僕はネットカフェで宿泊する際にはだいたい荷物を最小限にして常に持ち歩けるようにしていますし、シャワーを浴びに行く際にもカバンごと持ち歩いています。
しかし、4泊5日で旅行する時はさすがに荷物が多いので、財布や免許証、クレジットカード、スマホなどの盗まれたら困るものだけを持ち歩き、着替えやノートパソコンなどの最悪盗まれてもどうにかなるものは置いていきます。
このように、常に自分の物が盗まれないように持ち歩いたり、時には盗まれるてもダメージが少ないものだけ置いていくことも大事です。
最悪野宿でも良いという覚悟
3つ目は「最悪野宿でも良いという覚悟」です。
ネットカフェのブースには限りがありますので、タイミングが悪いと満室で利用できないというケースも考えられます。
近くに別のネットカフェが無い場合は、、、駅のベンチで寝ることになります。
とは言え、僕は今まで10回以上宿泊してきて満室で入れなかったことはありませんので、よっぽどのことが無いと満室にはなりません。
しかし、僕は常に「入れなくても最悪野宿でも良い」と思って利用しています。
どうしても確実に利用したい方は、最近ではネットカフェの予約が可能な会社も出てきています。
具体的には快活クラブの「鍵付き完全個室」や自遊空間のブースがあります。
ただしそのような方はネットカフェでの宿泊は向いていません。
恐らく予約しようと考えているあなたは少し「心配性」の傾向があると思います。
そのような方には仮に予約して宿泊できても、「盗難への心配」「他の人の気配」などで消耗することは分り切っています。
図太いと自覚している僕でも完全に気を抜くことはできません。
ネットカフェの予約を検討している段階でネカフェを利用すべきではない理由は「ネットカフェに宿泊するのに予約は可能?予約が可能な店舗と予約した方が良いのか解説!」の最後の項で解説していますので、納得してビジネスホテルに宿泊しましょう。
非日常を楽しむ心
最後に必要なのは「非日常を楽しむ心」です。
正直これさえあれば、他の3つは満たしていると言っても過言ではありません。
ネットカフェでの宿泊、特に初めての場合は普段の生活では体験したことが無いような予想外のことが起きまくります。
それを「めんどくさい」と感じるようでは向いていません。
例えば、変な人に出会ったり、アラームを鳴らしてしまって店員に注意されたりします。もちろんマイナス面だけではなく「こんなサービスもあるんだ!」という驚きもあります。
そのため、非日常を楽しめる方にとってはかなり楽しいことなのです。
僕は先ほど「野宿をする覚悟がある」と言いましたが本当は少し違っており、「野宿をするという非日常なことを楽しめる心を持っている」と言った方が正しいです。
ネットカフェに泊まると決めて心の底からワクワクする気持ちが沸き上がってきている方は、ネットカフェで宿泊するには最高の人材です(笑)
以上がネットカフェに泊まるのに向いている人です。特に「非日常を楽しむ心」がある方は最強です!
反対にここで不安を抱いてしまっている方は残念ながらネットカフェに宿泊するのは向いておらず、ビジネスホテルを検討するのが安定です。
ちなみに、ビジネスホテルも意外と安価で泊まれるホテルもありますし、快活クラブの「鍵付き完全個室」に1000円ほど上乗せすれば良いので一度検討してみるのはどうでしょうか?
当サイトでは出来るだけ安価でビジネスホテルを探す方法を「楽天トラベルで最安値のホテルを探す方法とは?ポイントと手順を解説します!」で解説しています。
僕がいつも安価なビジネスホテルを探すときに使っている方法で注意点やポイントも紹介しているので、ネットカフェに宿泊しようか検討しているような「宿泊料金を出来るだけ削減したい」と考えているような方には参考になると思います!
宿泊に必要になる予算
正確な金額は会社や店舗、利用時間によっても変化するので、目安として考えておいてください。
一般的なブースの場合は1晩過ごすと、1500円~2500円程度が必要です。
この値段の差は快活クラブなどの全国展開しているネットカフェは地方の場合は安くなる傾向がありますし、東京や大阪中心街に近いと高くなる傾向があります。
初回は会員登録費が必要
ネットカフェは快活クラブ、自遊空間、アプレシオと様々なブランドがありますが、初めて利用する会社は最初に会員登録が必要です。
会員登録にはいろいろな手続きを行い、入会料金である370円を追加で支払う必要があります。
この入会料金は会社によって異なる場合はありますが、有名どころのネットカフェの入会金は370円です。
ちなみにですが、地方には地方限定のチェーン店が運営している場合もあり、その場合はその都度入会する必要があります。
そうなると「なんか高いなー」という印象を受けますが、それは大概会員登録費が原因です。財布の中の会員カードも増えてくるので邪魔です(笑)
↑僕の財布の中にあるネットカフェの会員カード。快活クラブ以外はほとんど使わない。
学生は学割が利用できる
学生の方は学割が利用できる場合があります。
同じ会社でもすべての店舗で行っているわけではありませんが、とりあえず聞いてみると良いでしょう。
特典は会社によって異なりますが、快活クラブなら利用料金が20%オフで利用できたり、アプレシオならお得な料金プランが利用できたりします。
しかし、学生証を見せる必要があるので学生証は持っておきましょう。まあ、大概の方が常に持っていると思うので大丈夫だとは思います。
宿泊する店の選び方
ネットカフェで宿泊する際の快適性はすでに店選びから始まっています。
実はネットカフェは会社によってサービスに違いがあったり、店舗によってもサービスに変化があるからです。
それでは、選ぶべき店舗の特徴を紹介していきます。
有名な店か
最初の1つは「有名な店か?」です。
具体的には「快活クラブ」とか「自遊空間」、「ポパイ」などが挙げられます。
理由は初めて利用する会社のネットカフェは会員登録で追加費用が必要だからです。
ネットカフェ自体初めて利用する方は絶対に会員登録する必要がありますが、もしこの後も継続して宿泊する場合は全国各地に店舗がある方が入会金を節約できます。
有名ということは「全国あちこちにあるから知名度が高い」わけなので、有名な会社であれば他の場所でも利用できる可能性が高いです。
シャワーあり
快適に宿泊するには自分の体を清潔に保っておく必要があります。
そのため、宿泊するネットカフェには有料・無料問わずにシャワーを浴びられる店舗なのかは確認してから行った方が良いです。
確認する方法はネットカフェの会社名+店舗名で検索するとできてます。「快活クラブ 秋葉原店」という風な感じですね。
一緒に利用料金も確認できるので、是非とも入店する前に見ておきたい項目です。
▼これは北海道にある快活クラブのすすきの店の設備サービスです。
この店舗は設備・サービスの欄にシャワー(無料)とタオル使い放題があります。
また、店舗によってシャワーは無料でもバスタオルを利用するのに追加費用が必要なケースもあります。
同じく北海道の札幌南口駅店にはシャワー(無料)があってもバスタオル使い放題がありません。
▼札幌駅南口駅店の設備・サービス
これはバスタオルが有料で、タオルを利用するには330円の追加料金が必要です。
とはいえ、シャワーを無料で利用できるだけありがたく、シャワー自体が有料の場合があります。
有料で利用できる場合は100円~300円程度の追加料金が必要です。
このように、理想はシャワーとバスタオルの両方とも無料で利用できる店で、全国にあるのは「鍵付き完全個室がある快活クラブ」です。先ほどのすすきの店にも「鍵付き完全個室」がありますし、タオルが有料の札幌店南口駅店にはありません。
勘違いしてはいけないのは「鍵付き完全個室」を選ぶ必要はなく、その店舗に「鍵付き完全個室」というプランがあると他の通常のブースを利用する客も無料でシャワーとバスタオルを利用できます。
また、ポパイのようにシャワーに110円必要ですが、バスタオルは無料の店舗もありますので、「鍵付き完全個室」がある快活クラブが無くても、他の店舗でトータルで安く利用できないかを探してみましょう。
ちなみに僕は以前シャワーが無い快活クラブを利用する際に、ネットカフェに行く前に徒歩片道40分の位置にある銭湯に入りに行ったことがあります。前日に野宿をキメて風呂に体にシーブリーズを塗りたくっただけだったので、シャワーを浴びないという選択肢はありませんでした。ガチで往復が大変でgoogleマップに夜の墓地の中を通らされたのは忘れられません。墓地の前で1分間迷ってから覚悟を決めて突っ切りました。
モーニングサービス
これは快活クラブのことです。
モーニングサービスは6時から10時半まで食パンとフライドポテトが食べ放題になるという、神のようなサービスです。
現在は残念ながら輸入の関係でフライドポテトの提供はありませんが、食パンだけでも十分です。
これを利用できたら朝ご飯代が浮かせられるので重宝しています。
ただし、一部の店舗では行っていな場合があるので注意しましょう。
最寄駅から徒歩15分圏内
4つ目は最寄り駅から近いということです。
理由は簡単でできるだけ駅から近い方が移動が楽だからです。
しかし、駅からの距離の優先度は少し低いです。
もしインターネットカフェが2つあって、1つが駅から近いけどシャワーが無い、2つ目が徒歩15分ぐらいだけどシャワーが無料で利用できる店舗なら、少々遠くてもシャワーを利用できる遠い方を選びます。
徒歩30分以上差がある場合はさすがに近い方を選びますが、シャワーを浴びられるというのはそれぐらい強いです。
以上が選ぶべき店の特徴でした。
結論から言うと、この条件を最高レベル満たす店は「鍵付き完全個室」がある快活クラブなんですよね。
何故なら「無料シャワー」「バスタオル使い放題」「モーニングサービス」がある店ですね。
僕はこのすべてが揃っている店なら少々遠くても真っ先に選びます。
宿泊に必要な荷物
次に宿泊に必要な荷物を紹介します。前半は1泊で必要になる持ち物、後半では連泊で追加で必要になるものを紹介します。
セオリーとしてネットカフェで宿泊する際の荷物は紛失や盗難のリスクを小さくするために、最小限にとどめておくのがセオリーです。
多すぎるとシャワーなどのブースを離れる際に、荷物の持ち運びが難しくなります。
これが僕が考える最低限の荷物です。
- 財布(決済手段)
- 身分証明書(初回)
- 学生証(学生の場合)
- 歯ブラシ
- 肌着 下着 靴下
- 充電器
次に店のサービスや個人のこだわりによって変わるのが以下です。
- タオル
- 洗顔用せっけん
財布(決済手段)
最近はキャッシュレス化が進んでいるので、クレジットカードや、交通系マネー、スマホ決済対応のスマホさえあれば良いです。
まあ、決済手段を持っておけということです。
決済できないと逮捕されます、ハイ。詰んだらダメ元でネット開示版で助けを求めてみてもいいかもしれません(笑)
万が一盗難された際に対応できるように、現金とクレジットカードや電子マネーを別々にしておくと良いです。
身分証明書
これは初めて利用するネットカフェで会員登録の際に必要です。
免許証や学生証などが利用できます。
初回以降は必要なくなりますが、免許証や学生証などは常に入っているとは思います。
学生証(学生の場合)
学生の場合は最初の受付の際に学生証を見せることで学割を受けられるので必ず必要です。
歯ブラシ
ネットカフェにはアイス食べ放題やドリンクバーなどがありますので、寝る前には歯を磨きましょう。
トイレやシャワー室に洗面器があるのでそこで磨けます。
ただし、荷物を極限まで減らしたい方は、1泊程度なら別にもっていかなくてもセーフな感じはします(笑)
それでも口はゆすいだ方が良いですけどね。
肌着・下着・靴下
これらを全て1つのビニール袋に突っ込むと、自分が脱いだものも入れられるのの便利です。
1泊であれば肌着と下着、靴下さえ変えればズボンとシャツなら昨日と同じで大丈夫です(笑)
肌着は冬ならヒートテック、夏なら中に着る用のTシャツなどがありますね。
ただし、めちゃちゃくちゃ汗っかきの方は変えたほうが良いです。
僕は夏でも全然汗をかかないので大丈夫ですが、これは個人の決断に委ねます。
この時のポイントですが、使用する袋は「シャカシャカ」とおとがならない物を選びましょう。
スーパーの袋のように触るだけで「シャカシャカ」と音が鳴るタイプだと、ブースの中で取り出す際に音がなって、最大限にゆっくり扱わないと周りの迷惑になります。
各種充電器
現在ではスマホなどの電子機器は生命線です。
ネットカフェのブースにはコンセントがある場合が多いので、寝ている間に充電しましょう。
また、モバイルバッテリーも一緒に充電すると良いでしょう。
マスク
このご時世だと必須です。
最悪同じマスクを使ったらよいですが、なんか気持ち悪いので新しいものにしましょう。
まあ、宿泊とか抜きにしても、かさばらないのでカバンに常に入れておきたいものですね。
以上がネットカフェで宿泊する際に最低限だけど、十分に宿泊できるセットです。
これを全て持ち運んでも普段使いのリュックで十分ですし、なんならまだスカスカです。
旅行ならまだお土産が入るスペースは十分にあります。
基本的にはこれで十分ですが、2泊以上する場合は以下の物を持っていく場合があります。
バスタオル(任意)
僕はかさばるのであまり持っていきたくはないですが、行き先や予定が特に決まっておらず、2泊以上する場合はタオルも選択肢に入ります。
理由は行き先が決まっていない場合は、宿泊地に僕が大好きでシャワー無料&バスタオル使い放題の「鍵付き完全個室」の快活クラブがあるかはわかりません。
1泊ぐらいなら有料でもバスタオルが無くても借りれば良いのですが、2泊以上する際に毎回バスタオルを借りていたらチリツモ理論でお金がかかります。
そのため、自前のバスタオルを持っていき、使った後は寝てる間に干して乾かして次の日も使うという作戦をとる場合があります。
あと、朝になっても少し濡れている場合があるので、常に袋に入れておきましょう。もちろん、「カシャカシャ」とならないタイプの袋を推奨します。
洗顔用の石鹸(任意)
ネットカフェのシャワーには基本的にボディーソープとリンスインシャンプーしかありません。
そのため、洗顔用の石鹸がないのです。
ボディーソープで洗ったり、最悪1泊ぐらいなら洗わなくても良いのですが、顔がべたついて気持ち悪いので是非とも洗っておきたいものです。
また、顔の肌は弱いので自分が普段使っているものを利用するのが最も良いです。気になる方は1回分だけ入った試供品でもらえそうなサイズの物を持ってくると良いと思います。
洋服(2泊以上)
1泊ならズボンや上の服は無くても良いと言いましたが、さすがに2泊以上する場合が着替えは欲しいです。
最低でも上の服の着替えが1組欲しいですね。
イメージ的には同じ服は2日まで、日数を2で割って繰り上げした数が必要な着替えの数です。
ただし、ズボンはジーパンなどの比較的洗わなくても良いものを履いていけば、着替えは上だけで済みます。
4泊以上する場合はそれでも着替えがおおくなります。
その場合は有料で洗濯機と乾燥機が利用できるので、自分が着ていく服と着替えの2ペアをローテーションするという作戦も使えます。
以上が僕がネットカフェで宿泊する際に持っていく最低限かつ十分な荷物です。
ただし、これは電車移動+少しの徒歩の際の荷物です。
夏のバイクツーリングの際には暑くて汗をかくので1泊でも着替えは用意しますし、ロードバイク(僕はしてないから詳しくない)も着替えは毎日必要だと思います。
このように、状況によってこの最低限の荷物を基本として、自分用にカスタマイズしていきましょう。
シートタイプの選び方
↑快活クラブのフルフラットシート
インターネットカフェはオープンカフェやリクライニングシート(椅子に座るタイプ)、フルフラットシートなどがあります。
しかし、迷わずにフルフラットシートを選んでください。ない場合は仕方ないのでリクライニングシートを選びましょう。
オープンカフェは普通のファミレスのように机に座るタイプで、ドリンクバーを楽しみながらファミレスみたいな感じで勉強や仕事をするために利用します。そのまま寝ても良いですが、机にうずくまって寝ることになりますし、店員さんに起こされる可能性もあると思います。(やったことは無い)
リクライニングシートは背もたれが180度近く倒せるものも多いですが靴が脱げません。
フルフラットシートは靴を脱ぐことができ、ブースの中が一面マットが敷いてあります。上の写真のような感じですね。
この中では確実にフルフラットシートが最も快適です。
インターネットカフェでの過ごし方
いよいよ、実際にインターネットカフェで宿泊する際の過ごし方を紹介していきます。
今回の想定は「鍵付き完全個室」がある快活クラブです。
シチュエーションとしては最も理想な「シャワー&バスタオル無料」「モーニングサービス」がある店舗です。
そのため、バスタオルは必要ないタイプですね。
大阪、東京、政令指定都市クラスのどこか(岡山駅、四日市駅、すすきの、秋葉原駅)にはある確率が高いので探してみましょう。
それでは実際に宿泊するシュミレーションをしていきましょう。
受付
ネットカフェに付いたら最初に受付しましょう。
ネットカフェには店員さんが常駐しているわけではありませんので、いなかったら店員呼び出しボタンを押しましょう。
初めてその会社を利用する場合は会員登録でいろいろ個人情報を登録したり、身分証明書を提示する必要があります。あと、2回目でも夜間は年齢確認のために必要になる場合がります。
そして、ここで「どのブースを利用しますか?」と聞かれるので迷わず「フルフラットシートでお願いします」と言いましょう。
全て埋まっている場合は少し高いですが受付に行ってしまった以上少し高い鍵付き完全個室、または快適性が劣るリクライニングシートの優先順位で選びましょう
また、学割を利用する場合がこのタイミングで学生証を提示します。
店舗によっては後で提示する店もある可能性はありますが、後から無理だったら困るので先手で出しておきます。
受付が終わると、ブースの番号が書かれた伝票が渡されます。
このまま自分のブースに向かっても良いですが、寝るにはブランケットが必要です。
大体受け付けの近くに無料で貸し出しているブランケットがあります。
快活クラブではブランケット、肘置き(まくら代わり)、スリッパ、ライトがあります。
ここで必要なのはブランケットと肘置き(まくら代わり)、スリッパです。
ライトは任意で良いです。
スリッパはブースにはありますが、荷物が多い場合(シャワーなどでブースから離れる際に荷物を置いていく場合)はここで借りておいた方が良いです。
理由は盗難の防止です。詳しくは次の項で解説します。
ブースに向かう
先ほど受付でもらった伝票に書いてあるブースに向かいます。
今回は94番のブースなので、94番を探します。
そして、これが僕が宿泊する94番のブースです。
意外と広いんですよね。
下がマットなので靴を脱ぐ必要があります。
先ほど受付でスリッパを取ることをおすすめした理由ですが、フルフラットシートでは中に人がいる廊下にいる他の人から中に人がいるのがわかります。
しかし、シャワーを浴びに行く際に靴がなくなっていると中に人がいないのがバレバレです。そうすると荷物を置いたままだと盗難のターゲットになる場合があります。
ブースの外にスリッパは備え付けられていますが、そのスリッパを使用するとやっぱりブースにいないのがバレてしまいます。
そこで使用するのがもう1つのスリッパです。これを利用してブースから出ることで外から見た際に、靴とスリッパがある状態なので中に人がいると見せかけれらます。
まあ、音が全くないのを見破られたら終わりですが、泥棒に「人がいるかも」という懸念を起こさせるという観点からは有効です。
さらに、会社によってはブースに金庫がある場合がありますので、そちらを利用すると良いでしょう。快活クラブではまあまあ大きい金庫が利用できます。
大きさもノートパソコンなら余裕で入る大きさです。
財布や高額なものを入れておくと良いでしょう。また、カバンが小さい場合はカバンごと入れていても良いと思います。
金庫には入らないけど、荷物が小さいという場合は結局持ち歩くのが最強です。
シャワーを浴びる
次はシャワーを浴びましょう。
今回利用した店舗はシャワー&バスタオル無料で、勝手に利用できます。シャワー室自体も2つ以上ある場合が多く、空いている可能性が高いです。開いていない場合は、10分後くらいにまた行ってみましょう。
有料の場合は店員に利用することを知らせる必要があります。
これが快活クラブのシャワー室ですね。失礼かもしれませんが意外と清潔感があって広いです。
シャワー室を利用する際には扉を閉めて鍵を閉めるのを忘れないようにしましょう。
今回は持ち運べるサイズの荷物なので、荷物はシャワー室に持ってきました。荷物を置くカゴもきちんとあります。
シャワー室にはシャワーだけでなく、洗面器やドライヤーの完備されています。
バスタオルもシャワー室内にたくさんあるので、ここから自由に利用します。
下手すると家の風呂場よりきれいなのではないでしょうか?
ただし、注意点としては持ち物の際に説明したように、ボディーソープとリンスインシャンプーしかないので、洗顔用の石鹸にこだわりがある方は持参する必要があります。
シャワーを浴びた後は使用済みのタオルと、濡れた床を拭いて退出します。
タオルはバスタオルがおいてある近くに返却用のカゴがあるので、そちらに入れておきます。
また、シャワーを浴びたらどうしても床が水滴で濡れてしまいます。
そこで、シャワー室に備えてあるモップで掃除します。
▼備え付けのモップです。
完全には吸い取れませんが、やるかやらないかでは大違いです。後の方が快適に利用できるように行っておきましょう。
寝る前の準備
シャワーを浴びたら寝ます。
寝る際にもちょっとした準備が必要です。
まずはスマホの充電です。
コンセントは大概どのネットカフェにもブースに1つくらいはあるので、明日に備えて充電をしておきます。
快活クラブではコンセントが2つとUSBポートが2つあるので、同時にモバイルバッテリーの充電も可能です。
また、写真のようにiPhoneに付いているデカい急速充電機も収まります。
次にパソコン画面から発されている光を遮断します。
ネットカフェのパソコン(特に快活クラブ)は画面が大きく、そのまま寝るには少し眩しいです。
対処法はモニターを上着で隠しすか、シャットダウンします。
上着で隠す方法は冬ならコート、夏なら革ジャンとかで隠します。
画面が大きいので端の方から少し光が漏れますが、これでだいぶん抑えられます。
上着が無い場合はパソコンをシャットダウンします。
個人的には快活クラブのパソコンには、利用時間や利用明細などが表示されるのであまり消したくはないですが、睡眠の質には変えられません。
思い切ってシャットダウンしちゃいましょう。また利用する際にはまた電源を付けたら良いのです。
最後はアラームをバイブでなるようにセットします。
音で起きるタイプのアラームは周りの迷惑になるのでやめましょう。
僕は過去にアラームをバイブにするのを忘れてしまい、店員に起こされたことがありました。
▼その際の体験談▼
ネットカフェでアラームは使える?→鳴らしたら店員が起こしに来ました。
対処方法もこの記事で詳しく紹介していますが、ここでも簡単に紹介します。
1つ目はiPhoneであれば通常のアラームを設定してマナーモードにすることでバイブで知らせてくれます。
その状態でポケットなどに入れて感知できるようにしておきます。
普段なら起きられなさそうですけど、ネットカフェで周りから他の人の気配やいびきが聞こえてくる環境では完全に熟睡できないので意外と起きられます。
ただし、充電しながら寝るのは少し厳しいです。僕は急速充電器を利用しているので寝る前には充電が満タン近くになっていますので、そうではない方は2つ目の方法も使えます。
2つ目はイヤフォンで利用できる目覚ましアプリを利用する方法です。
Bluetoothイヤフォンを持っている方は特に利用しやすい方法です。
僕は使わないので使い心地は知りませんが、利用する際にはちゃんとアラームが鳴るかテストしてからのほうが良いでしょう。
これで寝る準備は万端です。
こんな感じで荷物や椅子を配置して寝ます。おやすみなさい。
起きた後
快活クラブでは朝の6時から10時半までモーニングサービスがあるので朝食と、低い睡眠の質を補うようにカフェインをキメます。
快活クラブじゃない場合は飛ばしてもらっても良いです。
快活クラブにはフロントのほうに食パンと、食パン焼き機、バターが並んでいます。
以前はフライドポテトもありましたが、現在は北米からの輸入が滞っているのでありません。
快活クラブのフライドポテトはサクサクでおいしかったんですけどね。復活待ってます!
食パンはそのまま食べても良いですが、せっかくなら食パン焼き機で焼いた方が香ばしくておいしいです。
トングで食パンを食パン焼き機にぶち込みます。
次に機械に付いているレバーを下げて、焼けるまで3分ほど待ちます。
一定期間が過ぎるまでレバーは上がらず、焼き加減の調節とかはできませんので、焼きあがるまで完全放置です。
焼きあがると「チーン」とは言わずに、「ガコっ」という風に上がってきます。
僕は少し焦げているのが好きなので、いつも「見事に焼けているなぁー」って感心してしまいます。
あとはお皿とバター、バターナイフを取ります。
ちなみに、食パンは薄めなので男性の方は2枚ぐらい食べないと満足できないと思います。僕も後で追加で1枚食べました。
食パンの次はカフェインですね。
もうすでに入店してすぐに試しているとは思いますが、ドリンクバーで飲み物を貰います。
ドリンクバーにはジュースやコーヒー、アイスがありますが、僕は朝にカフェインを取るためにコーヒーを飲みます。
これで朝食は揃いました。ブースに持ち帰って食べます。
ただし、注意点として、鍵付き完全個室を利用する方は快活クラブで出されたモーニングはブースで食べられないので、カフェスペースを利用する必要があります。
だからあまり鍵付き完全個室は好きでは無いんですよね。
食べ終わったら返却口に返します。
快活クラブでは店内のものだけでなく、コンビニなどで購入したもののゴミも回収してくれるのも地味にありがたいですよね。
この後アイスも食べました(笑)
快活クラブのアイスは美味しいですがすぐに溶けるので、早めに食べないとだめですね。
精算
最後に荷物をまとめて精算を行います。
荷物の忘れものを防ぐために以下のことをチェックします。
- 金庫は空か
- マット上は大丈夫か
- 棚に忘れ物は無いか
- モニター周辺に物はないか
- パソコンの下(足を突っ込む場所に物は無いか)
- ゴミ箱に間違って入っていないか
このすべてを確認して何も忘れ物が無いか脳内でも思い出してから精算します。
もちろんブース内で持ち込んだブランケットや肘置き(まくら代わり)、モーニングの食器やコップも返却します。
▼退店時のブース
ブランケットやまくら代わりにしたひじ掛け、スリッパは借りた場所の近くに返却口があります。
ライトを借りた方はフロントで返却します。
これが終わったら、伝票をフロントにもっていって精算をします。
ちなみに、快活クラブではパソコンで利用時間と現時点での利用料金が表示されます。
滞在時間の隣にあるご利用料金はコチラというボタンをタッチすると、現時点での料金が見られます。
利用料金は様々なパックの中から最もお得になる組み合わせが適応される会社がほとんどです。稀にそうではない会社があるので延長にならないように注意する必要があります。
慣れてきたら「○時間までは○〇円だから、後〇分は追加料金なしで過ごせる」と計算して時間配分を決められるようになります。
以上でネットカフェでの宿泊の流れは終了です。
今回は快活クラブのシャワー、タオル、モーニングが無料でしたが、そうでない場合は少し異なります。
これを基本としてご自身で最適解を導き出してみて下さい!
インターネットカフェに宿泊する際の注意点
宿泊の手順でも所々で注意点を紹介しましたが、確認のために再度言いたいこと、言えなかった注意点や立ち回り方を紹介します。
カシャカシャ鳴らない袋を使用する
これは着替えなどを入れる袋に「カシャカシャ」となるレジ袋のような袋を利用しないという意味です。
ブースでは防音性が無いくせに静かなので、僅かな音でも響き渡ります。
そのため、音が鳴るタイプだと音が発生しないように通常の5倍ゆっくりした動作で扱う必要があります。気分は忍者です。
正直疲れるので、それなら最初から音がならない物に入れておくのが良いです。
隣がうるさい場合は店員を呼ぶ
ネットカフェあるあるですが、ほとんど100%の確率でフロアのどこかから寝息が聞こえてきます。
正直、「すーっ、すーっ」という寝息はしょうがないし、自分も出していないという確証はありませんのでイヤホンをして許してあげましょう。
しかし、稀に「ぐー---!!!!」という、この世のものとは思えないほどいびきがうるさい客がいます。
その場合も基本的には許してあげて欲しいのですが、イヤホンをしても貫通してくるバケモノがいます。
その場合は寝る際に支障が出たり、自分以外の他の利用客も迷惑している可能性が高いので、店員に報告しましょう。
報告した店員がいびきの主に必ず注意してくれるわけではありませんが、自分が注意して面倒なことに巻き込まれるのは避けたいので自分から直接行かないようにするのが吉です。
人に迷惑はかけない
これはたくさんの人が利用する環境であれば当たり前の作法です。
「ネットカフェでアラーム鳴らして注意された奴が何言ってんだ」って感じですが、皆さんには僕と同じ轍を踏んで欲しくはありません。
まあ、1つや2つぐらいの失敗なら誰にでもあるので、やってしまったら次から気を付けましょうね!
貴重品は身に着けておく
最後は貴重品は身に着けておくか、金庫に入れておきましょう。
理由はここまで何度も注意してきましたのでわかると思いますが、「盗難のリスクを小さくするため」ですね。
最後のダメ押しの注意です。
最後に
今回は僕が10回以上インターネットカフェで宿泊してきた経験をお伝えしてきました。
完全マニュアルとか言いながら伝えきれなかった部分も少しあるのですが、宿泊する際の基本はすべてまとめたつもりです。
これが皆さんの参考になれば幸いです。盗難にはまじで気を付けてください。
ここまで見て「やっぱりネットカフェの宿泊はあきらめよう、、、」となった方は「楽天トラベルで最安値のホテルを探す方法とは?ポイントと手順を解説します!」を参考にして最安値のホテルを探してみて下さい!