乗った気シリーズ

特急草津のグリーン車と指定席・自由席の違いは?写真で車内を詳しく解説!

特急草津 グリーン車 指定席・自由席 違い 

草津温泉は群馬県の温泉地で首都圏から行く温泉地として人気です。

特に湯畑が有名ですよね。これは実際に見たら想像以上に大きく、自然と人間の建造物が織りなす景色を堪能できます。

桑津温泉 湯畑

そんな草津温泉ですが、上野駅から長野原草津口駅まで特急草津号が運行されています。

草津号には席のランクがグリーン車、指定席、自由席があります。

自由席や指定席はイメージがわく方が多いかもしれませんが、グリーン車に乗ったことが無いとどんなものなのか想像つきませんよね?

そこで、今回は特急草津のグリーン車と自由席・指定席の違いを実際に乗り比べた体験から紹介します。

特に「今回の旅行は少し良い宿を検討している」という方は特急草津のグリーン車は他の首都圏で運行されている特急よりも豪華な仕様になっていますので、ぜひ検討していただけると嬉しいです!

こんな方に向けて書いています

 ・グリーン車を知りたい方

 ・自由席・指定席を知りたい方

 ・車内設備を知りたい方

特急草津とは?

特急草津 外観

特急草津は東京の上野駅から長野原草津口駅までを結んでいる特急です。

特急草津 運行区間

上野駅から出発し、大宮駅と高崎駅を経由するルートを通ります。

運行本数は少なく1日に2往復のみ運行されています。

高崎駅までは新幹線でも行ける

特急草津は新幹線が停車する高崎駅に停車しますので、上野駅(東京駅)から高崎駅までは新幹線の利用も可能です。

新幹線を利用すると所要時間は20分ほど短縮されて出発時刻を遅らせられます。(到着時間は同じ)

しかし、新幹線を使用すると自由席でも約1500円ほど高額になってしまいますし、乗り換える手間も増えるので20分程度なら別に新幹線を利用する理由はないと思います。

特急草津に乗り遅れた際に高崎駅で追いつくために新幹線に飛び乗る、、、という使い方はアリかもしれません。

草津温泉に行くにはバスを乗り継ぐ必要がある

注意点として特急草津で行けるのは長野原草津口駅までであり、そこから草津温泉まではJRバスに乗って追加で30分ほどかかります。

特急草津は本数が少ないので、バス側がきちんと乗り継げるように時間を決めていますが、バスの時間を予定に組み込まないと思わぬ事態になります。

実際に僕も長野原草津口駅からすぐに草津温泉だと勘違いしていましたので、日帰りでゆっくり温泉にゆっくり浸かることが出来ませんでした(笑)

皆さんは同じ轍を踏まないように、バスに乗り換える必要があることを覚えておいてください。

ちなみに、ヤフー乗換案内を利用する際には「草津温泉」と検索したら様々なバス会社のバス停が出てきます。

しかし、乗車するのはJRバスです。

草津温泉 バスターミナル 選び方

JRバス関東を選びましょう。

ちなみに東京からバスだけで行く場合は「草津温泉BT(高速・連絡バス)」を選択します。

分かりにくいですが、これを間違えてしまうと適切なルートが表示されません。

宿の予約は出来ていますか?

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特急草津のグリーン車を紹介

それでは特急草津のグリーン車を紹介していきます。

特急草津は車両が古く全体的に旧式感がありますが、だからこそ現在の新しい特急車両にはない快適さもありますし、シートに関しては新しい車両よりも座り心地が良いものが使われています。

特急草津 グリーン車 外観

特急草津のグリーン車は4号車にあり、デカデカとグリーン車マークが書いているのですぐ見つかります。

デッキ部分も老朽化と設計の古さを感じさせる部分が多いです。

特急草津 グリーン車 デッキ

この先にグリーン車があるのですが、ドアに三つ葉のクローバーマークがありません。

特急草津 グリーン車 ドア

グリーン車は片側1列で、もう片側が2列の合計3列になっています。

JR東日本のグリーン車は基本的に指定席と同じで両側とも2列で合計4列の車両が多いので、豪華に感じますね!

他にはグリーン車は床にマットが敷いてあります。

特急草津 グリーン車 車内

列が減っているので1つ当たりのシートの横幅がかなり大きくなっており、シートに迫力があります。

今回座る座席は2列側のほうですね。1人で2列側を利用しても、グリーン車はよっぽど人が多くない限り隣に人が来ることはほとんどありません。

特急草津 グリーン車

座り心地に関してはかなり良いです!

背もたれが大きくしっかり体を支えてくれている感覚があり、腰当たりの張り出しが丁度良く、良い姿勢で座ってられます。

座面が頭の先まであり、体が当たる部分がへこんいて囲みこむような作りになっていますので、寝た際にもずれ落ちにくいような構造になっています。

特急草津 グリーン車 座り心地

足元は前の席とは大きく開いており、足を投げ出すようにしても十分なスペースがあります。

そして、座面もしっかりしています。現在のJR東日本の特急はグリーン車でも座面がガタガタする物もあるので、それと比較すると全体的にがっしり感があります。

もちろん座面は3列なので、太ももの両横に数センチのゆとりが生まれます。

特急草津 グリーン車 足元

次にシートに付いている機能を紹介します。

グリーン車はさらに快適に過ごせるように快適機能がたくさんついていますが、その機能を使いこなせていない方が多いです。

使い方を知っておくことでさらに快適に過ごせます。

 

1つ目はリクライニングです。

特急草津 グリーン車 リクライニング

手前の画像がリクライニングを最大にした状態、奥側が最初の状態です。

リクライニング機能自体は指定席や自由席でもありますが、グリーン車の物はそれよりも大きく倒れます。

後ろにひとがいない場合は是非とも試してみて下さいね。

 

2つ目はフットレストです。

特急草津 グリーン車 フットレスト

フットレストは足を置くことで、足の角度を自然にして足首への負担を減らす役目があります。

特急草津 グリーン車 フットレスト 表 使い方

そして、このフットレストの機能はこれだけではありません。

実は足を置く面を裏返して、素足を乗せられるようになるのです。

特急草津 グリーン車 フットレスト 裏側

この素足になれるのはグリーン車の中で最もオススメした装備で、靴を脱げるのは本当に開放感があって快適です。

裏返す方法は簡単で、フットレストの横に付いている棒を足でひっかけてひっくり返すだけで完了です。

特急草津 グリーン車 フットレスト 裏返し方

ただし、グリーン車に付いているフットレストの裏面は素足だけで乗せることが暗黙の了解なので、土足のままで乗せるようなことはやめてください。

まあ、土足のままで使用する場合は裏返す必要がないので、わざわざ裏面を土足で利用するメリットはありませんからね。

ただし、他の特急に乗車する際には裏面が無い場合もありますので、他にもグリーン車に乗る方はこちらもご覧ください。

▼グリーン車のフットレストの利用方法▼

近鉄特急とJRグリーン車のフットレストの使い方を画像で分かりやすく解説します!

 

3つ目はテーブルです。

特急草津 グリーン車 テーブル

駅弁を食べる際に必須になってくるのがテーブルです。

広さは一般的なもので普通に使えます。

 

4つ目は読書灯です。

特急草津 グリーン車 読書灯

グリーン車には光の向きを調節できる読書灯がついています。

個人的にはグリーン車で使ったことがない機能ナンバー1で、本を読むことはありますが夜でも車内の電灯が明るく、追加で明かりが欲しいと感じたことは無いんですよね。

しかし、追加で明かりが欲しい場合は便利に使えるので、知っておいて損はないと思います。

 

以上がグリーン車に付いている機能でした。

音と振動が抑えられている

特急草津のグリーン車は指定席や自由席よりも音と振動が少し軽減されています。

劇的に変化するわけでは無く実際に乗り比べ無いと分からない程度ですが、レールの上を走る際に聞こえる「シャー」や「ゴー」という音が全然聞こえないようになっています。

また、「ガタンゴトン」というレールの継ぎ目を超える際に来る衝撃も若干マイルドになっていることがわかります。

ちなみにですが、JR東日本の他の車両は指定席やグリーン車関係なく防音が進化してグリーン車だから防音を強化するという特急はありません。

グリーン車と自由席で音と振動の対策に差別化されているのは特急草津だけで、さらにグリーン車のプレミアム感を感じることが可能です。

グリーン車でも意外と乗ってくる

特急草津だけではなく熱海方面に向かう特急踊り子もですが、観光地に向かう特急のグリーン車あるあるで平日の昼間の便でもグリーン車でも乗ってくる人が多いです。

傾向的にお年寄りの4人組くらいのグループや夫婦で乗車してくる方も多い印象がありました。

「温泉地に行くならゆったりグリーン車で行こう!」と考える方が多いのかもしれません。

平日でもまあまあ乗車してくるので、休日はもっと乗車率が高いです。

僕も休日に乗ろうとしたら「グリーン車が満席だった、、、」ということがありました。

そのため、予定が決まっている方が出来るだけ早く席を抑えておいた方が良いと思います。

特にグループで乗りたい際には特に早めにしておかないとバラバラの席しか取れない可能性もあります。

 

 

特急草津の指定席・自由席を紹介

次に特急草津の指定席・自由席を紹介します。この2つは同じなので一緒に紹介します。

特急草津 自由席・指定席 車内

自由席・指定席の室内の設備は一般的な特急のようですが、シートの色が紫系なのでエレガントさがあります。

そして、片側2列でもう片側も2列なので合計4列ですね。

特急草津 自由席・指定席

座り心地は自由席・指定席でも普通に快適です。

座面は弾力が適度にあり、背もたれの形状も良いので自然に座れます。

ただし、背もたれはグリーン車のように頭の先までではなく後頭部あたりまでしかありませんが、シートの先端にも工夫がしてあり、丁度首の曲線にフィットするような形状になっています。

特急草津 自由席・指定席 乗り心地

小さな工夫ですが、この形状が快適な座り心地に貢献しています。

足元は前の席との間隔が狭いので、足が長い方や背が高い方は少し窮屈に感じるかもしれません。

しかし、前の席の足の先が当たる部分が少し窪んでおり、このくぼみを利用することで少し足を延ばせます。

実はこのくぼみは地味に良く、窮屈になるかならないかは数センチの差で変わります。この数センチの窪みおかげで大多数の普通体形の方は快適に過ごせるのです。

シートの横幅は成人男性でぴったりですが、特に窮屈感はありません。

特急草津 自由席・指定席 足元

次にシートに付いている機能を紹介していきます。

 

1つ目はリクライニングです。

特急草津 自由席・指定席 リクライニング

手前が最大まで倒した状態で、奥側が最初のままです。

特急草津のリクライニングは自由席・指定席の割には十分に倒れます。

後ろに人がいる場合は迷惑になる可能性があるレベルですので、少し遠慮気味にしておくのが無難です。

 

2つ目はテーブルです。

特急草津 自由席・指定席 テーブル

写真を見ていただけたら分かるのですが、少し小さめのテーブルが付いています。

駅弁は食べられると思いますが、テーブルにペットボトルと一緒に置くとぎりぎりですので、落ちないように十分注意して利用しましょう。

 

以上が特急草津の自由席・指定席に付いている機能です。

特急草津の設備を解説

最後に特急草津の車内にある設備を解説します。

1つ目は荷物置き場です。

特急草津 荷物置き場

遠距離から草津温泉に行く方の中にはスーツケースを検討している方もいらっしゃると思います。

そのような方は、客室内にある荷物置き場を利用すると良いでしょう。

注意点はロックが無いので、万が一盗難された場合に被害を最小限にできるように貴重品は自分で持っておくことをおすすめします。

 

2つ目はお手洗いです。

お手洗いは男女兼用と男性専用があります。

特急草津 車いす対応トイレ
特急草津 男性用トイレ

これらのお手洗いは全ての車両にあるわけでは無いですが、テーブルの裏側に場所が書いてあるのでそれを参考にすると良いでしょう。

特急草津 車内設備

 

3つ目は洗面器です。

特急草津 お手洗い

洗面器はお手洗いの近くにあり、入り口にカーテンを掛けられます。

 

最後はゴミ箱です。

特急草津 ゴミ箱

ゴミ箱は大概の特急にあるのでいつもは紹介していませんが、少しレトロな雰囲気があるので紹介してみました。

最近の車両はゴミ箱は壁と一体化しているものが多いので、今どき珍しい形状をしています。

以上が特急草津の設備紹介でした。

 

 

特急草津のグリーン車はおすすめ!

特急草津 俺 

今回は特急草津のグリーン車と指定席・自由席の違いを実際に乗り比べた体験から紹介しました。

結論から言いますと、特急草津のグリーン車は大変オススメです。なんといっても3列なので1つ1つの席が大きく、快適設備も装着されています。

車両自体は少し古めですが、これらをきちんと使いこなせる場最近の特急のグリーン車以上に快適に過ごせます。

しかし、グリーン車の乗車率は結構高いので、事前に予約しておくのがおすすめです。

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