カラオケボックスで泊まることを検討しているあなたは、カラオケがとにかく大好きな方、お金を節約したい方、物好き、あるいはその全部かもしれません。
確かに、寝るまではカラオケが出来てすっきりできますし、部屋のタイプによってはマットシートがあって寝転がれるような仕組みになっています。
そして、料金も有名店であればお手頃なので、歌うのが好きな方にとっては最高な環境ではないのかと考えることは想像できます。
しかし、実際はどうなのでしょうか?
今回はカラオケボックスで泊まった経験がある僕が、カラオケボックスで泊まるのはどうなのか紹介します。
旅のしおり
カラオケボックスで泊まるのは正直オススメしない
結論から言いますと、カラオケボックスで泊まるのはおすすめしません。
今までシティホテル、ビジネスホテル、ネットカフェ、駅のベンチ、空港のベンチといろいろな場所に泊まってきましたが、お金を払うくらいなら、ただで夜を過ごせる空港のベンチのほうがましです。
まあ、宿泊という視点から見た際に、お金を払ってまで泊まる場所ではないということです。
メリットがあるとすれば、自由に歌えることぐらいです。
しかし、泊まる場所として見るなら「歌える」というのはメリットではなく、デメリットです。
それではカラオケボックスで泊まることをおすすめしない理由を見ていきましょう。
体と精神が休まらない
これが最も大きな理由です。
カラオケボックスはある程度防音されているとは言え、ドアや壁を貫通して音が伝わってきます。
また、ドアにちょっとしたすりガラスが付いている場合は、影で人が歩いているのが見えるし足音も聞こえます。
こうなると、「誰か知らない人が入ってくるかもしれない」とか「荷物を盗られるかもしれない」などの警戒心を解けません。
つまり、人の気配がそこら中にあるので気が休まりません。
また、カラオケができるので疲れるまで歌ってしまいます。確かに楽しいのですが、全身から声を出して歌うのはカロリーを消費しますし、肉体的にも疲れます。
そうすると、体は疲労がたまっており寝たがっているけど、精神的に落ち着けずに翌朝の体調があまりよくないという現象になります。
実際に僕はこれで次の日は1日中気持ちが悪くなり、頭が働かなくなったので、カラオケボックスを宿泊場所とするのはこれから無いでしょう。
もちろん、次の日は足りない睡眠を補うかのように爆睡しました。
マットルームが埋まっている可能性が高い
カラオケによってはマットルームという、ソファーの代わりにマットが敷いてある部屋を選べる場合があります。
これは寝るにはちょうど良いかもしれませんがマットルームは人気なので、寝るためにカラオケ屋に入店するタイミングだと大概満室です。
そのため、結局ソファーで寝ることになります。
僕も寝るためにカラオケに入った際にマットルームを利用できたことはありません。
営業時間が中途半端
カラオケは宿泊を想定している施設ではないので、大体が午前5時前くらいに営業が終了します。
そうするとまだ夜が明けていないのに追い出されます。
疲れて寝ていたら、めちゃくちゃ早いモーニングコールがフロントからかかってきて起こされて精算です。
そのあとは予定の電車が来るまで町を彷徨うくらいしかすることがありません。
まあ、それも楽しいことではありますけど、時間を有効に使えません。
体を洗えない
カラオケなので当たり前ですが、シャワーなどを浴びられないので少々不潔な状態になってしまいます。
特に一日活動して汗をかいた方は、なんか気持ち悪く感じてくるのではないでしょうか?
そのため、泊まるのが目的ならネットカフェなら無料や少しの追加料金でシャワーが浴びれるのでそちらを選んだ方がましです。
店によってはビジネスホテル並みに高くなる
ビッグエコーやジャンカラなどの有名なカラオケ店は安いですが、地方だけにある少しマイナーなカラオケチェーン店では3000円くらいする場合があります。
これは僕の実体験で、詳しい内訳は覚えていませんが、大体3000円ぐらいしました。
しかもその店ホームページに料金表が見つからないんですよ!
当時は寝不足で働かない脳で「たっか!」と思いつつ支払ったのを覚えています。
この値段を支払うなら、後1000円も追加せずに圧倒的に快適なビジネスホテルを利用できます。
ビジネスホテル、最低でもネカフェに泊まろう
このように、カラオケボックスは寝る場所としてはあまりお勧めしない理由がこれだけあります。
特に決定的なのはやはり、肉体的疲労と精神的に安心できないので、睡眠の質が凄く悪くなってしまったことで、頭痛と気分が悪くなってしまった経験があることですね。
僕はめちゃくちゃ健康体で、そんな症状が出ることはほとんどないのでよっぽど体調が落ち込んでしまったのではないかと思います。
そのため、お金に余裕がある方はビジネスホテルを利用するのがおすすめです。
野宿、ネットカフェ、カラオケボックスの寝心地を知っているから言えますが、プライベートな空間があるというのは本当に快適です。
しかし、中には極限までお金を節約したい方もいるでしょう。
そのような方は、せめて最低ラインとしてネットカフェで寝ましょう。
初回利用の際には会員登録で370円追加で必要ですが、2回目以降はカラオケの夜間フリータイムに少し足した金額て宿泊できます。
ただし、東京周辺だと少し高めですが、平均的に2000でおつりが少し帰ってくる程度で宿泊できます。(利用時間によって変化します)
オススメは快活クラブです。快活クラブはジュースやコーヒーソフトクリームが食べ放題なだけではなく、朝に食パンが食べ放題だったり、シャワーが無料で浴びられる店舗も多いです。
ネットカフェも警戒心を解けるわけではありませんが、夜は静かで電気も消えるので、カラオケよりはましです。
当サイトではネットカフェとビジネスホテルの違いをどちらも何回も止まった経験から紹介していますので、ぜひご覧ください。
▼ビジネスホテルとネットカフェの違い▼