
新型コロナがいまだ収束していないこともあり、感染対策としてJR西日本が打ち出した対策を出来るだけかみ砕いてわかりやすーく解説していきたいと思います。
JR西日本で通勤通学で利用している人
電車利用で感染する可能性を低くしたい方
旅行で利用する人
今回の情報は全てこちらから得た内容です。
それでは解説に行きましょう!
旅のしおり
時間帯・路線ごとの混雑状況を開示
まず一つ目に時間帯・路線ごとの混雑状況が開示されています。

これは新快速が走っている区間なのですが、主要な区間ごとの乗車率が色分けされているので見やすい表になっています。
水色が乗車率0~25%、薄緑色が乗車率25%~50%、濃い緑が乗車率50%~75%になっています。他にも75%~100%が黄色で100%~125%が黄土色、125%~150%がピンク色に表示されています。
このデータは平日の場合と休日の場合が分けられているので、自分が利用する曜日の物を選びましょう。
区間は在来線が京阪神エリア・北陸・山陽エリアのデータがあります。山陰線のデータはありませんでした。
新幹線はJR西日本が管理する山陽新幹線(新大阪~博多)・北陸新幹線(富山~金沢)間のデータを見ることが出来ます。
このほかにも主要駅の平日と休日の利用状況が見れます。
これは新大阪駅・大阪駅・京都駅・広島駅といった主要駅のみの情報ですが、参考にはなると思います。
自分で通勤時間を前後出来る人は有効活用できると思います。
車内の換気

電車は不特定多数の人が利用しているので、飛沫がそこらへんに飛んでいるのではないか?と思っている人もいるかもしれませんが、JR西日本の車両には換気システムがあります。

この資料から新幹線と在来線の車両は窓が閉まっていてもある程度は換気はできているということですね。
ただ、在来線の旧型の車両などは換気システムが無い場合があるので、窓の開閉が可能な場合は自分で窓を開けるのも良いと思います。
新幹線の場合は煙を充満させた新幹線が何分で空気が入れ替わるか実験されている動画が下のリンクから見れます。
6分ほどの動画ですが、この動画の3分から実験が始まります。実験だけ見たい人はどうぞ。
消毒

車内の手すりや吊り革を定期的に消毒しているそうです。
特に、新幹線は夜間の清掃作業の時間にトイレ、ひじ掛け、テーブルなどの手が触れるあらゆる場所を30人で1時間かけて消毒しているそうです。(16両編成の場合)
この動画にて詳しく説明されています。
抗菌加工

ウイルスの繁殖を長期間抑制できる抗ウイルス材を触れる部分に吹き付けて、車内の抗菌加工を施しています。
ちなみにこの抗ウイルス剤はインフルエンザウイルス(H3N2)、ネコカリシウイルス(ノロウイルス代替)への効果が確認されているだけなので、新型コロナウイルスに効くのかはちょっとわかりませんが、季節性インフルエンザには抗菌するので無いよりかはましでしょう。

抗菌加工済の車両には上のマークが張り付けられています。
待合室での換気
待合室では、換気装置やドア・窓の開放により、外の空気と入換えを行っているとのことです。
待合室の快適性が損なわれてしまうかもしれませんが、感染対策としてはかなり効果がりると思います。
駅での消毒
券売機やエスカレータなどの手が触れるところの清掃、消毒を実施しているとのことです。
エレベータのボタンに抗菌シート貼り付け

全駅のエレベーターのボタンに抗ウイルス・抗菌性能を有したシートを貼付しているようです。
このシートは菌の増殖およびウイルスの活性化を抑制する効果が確認されているようです。

加工済のボタンには上の様なマークがついています。
飛沫感染対策
みどりの窓口でビニールカーテン設置・足元の待機位置を広くしているようです。
指定席が選択可能

これは新型コロナが発生する前からあったシステムですが、座席ごとに空席かどうかわかるので、隣が埋まっていない席を選ぶとソーシャルディスタンスを保てると思います。
ただ自分が隣に誰もいない席を予約しても後から隣に人が来る可能性もありますが、新幹線の乗車率がコロナ前よりかなり低い(のぞみだと前は満員に近い状態だった)のと、今の状況でわざわざ好き好んで隣に座る人は少ないと思うのでほとんどの場合は大丈夫でしょう。
まとめ
withコロナの中でだんだんと人の移動が元に戻ってくると予想できますが、その過程でまた感染を拡大させないためには自分たちの意識も大切です。
しかし、過度にコロナを怖がるのも問題だと思っています。
予定自体を取りやめるのではなく、JR西日本が情報を開示しているのを利用して工夫して決行するのも良いと思います。
情報があると自分の選択肢が増えるので、この情報が役に立ってくれると嬉しいです。