14階からこんにちは!どうも谷いずると申します。
僕は今三重県の四日市にある「うみてらす14」にいます。
今回は普段は何も思わないのに、夜の姿はなぜか惹かれる四日市の工場夜景の世界にご案内いたします。
このサイトは「観光をしたいけど結局どこを行ったらいいかわからない」という方向けに四日市の工場夜景の魅力を体感する事と、観光の時間をバランスよく回れるコースを実際に自分が行ったルートを踏まえて紹介していきます!
旅のしおり
四日市とは?
四日市は三重県の北部の方にある、大きい港で栄えている都市です。
港と言うことで各資源国から輸入した原油やLNGなどの化学物質を精製、加工したりするコンビナートが発達しています。
ちなみに皆さんは「四日市」「工場」と言うワードが並ぶとある単語を思いつくと思います。
日本四大公害の「四日市ぜんそく」ですね。四日市のコンビナートはこれ無しでは語れないと思います。
四日市ぜんそくは特定の物質が原因と言うわけではなく、いくつかの物質が変わり変わりで被害を出していった物です。最初は四日市沖で取れた魚が油臭いという被害が出ました。これは石油化学工場から流された鉱油を含む廃水が、魚に吸収されたことが原因だそうです。
次に、ばい煙や汚臭による被害が広がりました。これはエネルギーのほとんどを硫黄成分が多い中東からの原油を使っていたので、亜硫酸ガスが大量に出ていたそうです。主にこのガスが四日市ぜんそくの原因になったようです。
現在は大分改善されているので、そこまで汚れているというのはありません。
ただ、横が工場だと少し油系の匂いが漂ってきます。
アクセスは?
電車で
四日市コンビナートは四日市を中心に広がっていますので、JR四日市が最寄と思いがちですが、うみてらす14の最寄駅はJR四日市駅の一つ名古屋よりのJR富田浜駅が一番近いです。
大坂方面から来る時は近鉄四日市駅がJR四日市まで徒歩10分ぐらいなので、近鉄特急で近鉄四日市まで来てからJR四日市に行くというのが良いかもしれません。
まあ、どっちにしろ歩く距離がどうしても多くなってしまうので、電車はお勧めしません。
どうしても夜景は夜になるので、終電の時間を気にする必要があります。
車で
大体の位置ですが、東名阪自動車道・四日市東ICより富田山城線を東へ約7km、伊勢湾岸自動車道・みえ川越ICより四日市・いなばポートラインを南へ約5km
先ほども言ったように、僕のお勧めは車で行くことがいいと思います。
うみてらす14も駐車場がありますし、後で紹介する四日市ドーム裏の海岸の道もかなり広いので海岸を運転していて、ここ良いなと思ったら止めることが出来るスペースはあります。
いよいよ四日市へ!
参考に僕が行ったルートを地図で書いてみました。
僕が行った順番通りに紹介していこうかなと思います。
- うみてらす14
- 四日市海岸
- 大正橋
- 四日市コンビナート塩浜エリア
うみてらす14で全体を上から見下ろしてから、海岸沿いの工場夜景を眺めながら夜のお散歩というなんともロマンティックなコースです。
途中で線を青と黄色に分けていますが、青は電車で行く時に通ると良いルート。黄色は車の時に体力があったり、もっと見たいと思った時に行くと良いと思います。
ちなみに近鉄四日市から塩浜は近鉄電車に乗っています。
うみてらす14
只今午後8時です。
暖冬と言われてますが、寒いです。そして、海の匂いがします。
あそこのそびえ立つ存在感のある建物が、うみてらす14です。
段違いに高いので、すぐ場所が分かります。
そういえば最初僕も勘違いしていたのですが、うみてらす14は休日と祝日は午後9時まで、平日は午後5時まで、展望台が空いています。
もちろん夜景を見るためなので、祝日か休日のできるだけ暗くなった閉館30分前の8時半ぐらいに行けると良いと思います。
ビルに入って一階のエントランスには四日市港の取引相手の国が表示されています。
実は光ったり光らなかったりするので、光っている以上に相手がいます。
やっぱりコンビナートと言うだけあって資源国が多いなと言うのが印象です。
詳しいことはセンター試験の地理で必死に覚えたのですが、ちょうど一年たった今ではすっかり忘れてしまいました(笑)
それではエレベータに乗って最上階の14回に移動します。
14階に上がると受付カウンターがあります。
カウンターの横にある自動券売機で大人一人350円の券を買ってカウンターに渡すと入ることができます。
展望台はガラス張りなので照明が反射してしまいます。それを防ぐために窓に張り付けられる吸盤付きの黒幕が五枚限定でフロントで借りることができるので工場夜景をきれいに撮りたいという人は借りるのもいいと思います。
ですが、五枚限定ということもあり、借りれない確率が高いです。
そのため、コートとか服で光の反射を隠しながら撮っている人が多いと思いました。
僕も習ってやってみましたが、これが想像以上にやりにくいのです。片手でカメラを持ち、片手で光が映り込まないように服を抑えるのが難しいのです。
しかし、閉館十分前の午後8時50分になると、展望台内の照明が全てではないにしろ消えるので映り込みが全然なくなります。
僕ぐらいの「普通にきれいな写真が取れればいいや」と言う人はこの閉館十分前に取れば幕無しでもきれいに取れるのでお勧めです。
非常にきれいでロマンチックなのですが、カップルばかりかと思いきや、工場夜景を撮りに来た人が多くて一人でも普通に平気だと感じました。
と言うわけで、カップルで行く人にとっては夜景はキレイだけど、ムードが出ないという状況に陥るかも知れません。
そんな時は工場夜景が見える海岸に移動しましょう!
所在地:三重県四日市市霞二丁目1-1
午前10時~午後5時土日祝日は午後9時まで
※入場は閉館30分前まで。夜間開館日は閉館10分前に室内のライトダウンを実施しています
休館日:水曜日(祝日の場合は開館)、12月29日~1月3日
一般(高校生以上)310円 中学生以下 無料
四日市海岸
と言うわけで工場地帯がある場所が見える海岸沿いにやってきました。
ご覧の通り人がほとんどいません。
僕が歩いた範囲は大体2km(結構歩いたなw)3,4人の釣り人と二人の工場夜景を撮っている人しかいませんでした。
こんなに人がいないので、ロマンチックな気分に浸れるのではないかと思います。
また、人がいないので悠長に一人でこんな写真を撮ることもできました(笑)
これ一人でとってるので微調整に微調整を重ねて、12TAKE目でやっと納得するものができました。ただの不審者です。
とはいえ、少しずれてるのは目をつぶって頂けたら良きだと思います。
目渡す限り本当に人が見えません。
JR四日市駅とJR富田浜駅は一駅と言えど、4kmぐらいあるので、徒歩の人はうみてらす14に行ったあと、海岸を少し歩いてJR富田浜駅に引き返しても良いとおもいます。
四日市ドーム
実はさっきの場所は徒歩でしか入れない場所ですが、途中から道幅がかなり広くなってきて車が入れるようになります。
その境目が「四日市ドーム」です。
四日市ドームはカメラに収まり切れないほど立派な建物です。ほんとに立派です。
四日市ドームは先ほど歩いてきた海岸の延長線上にあり、このドームの裏から道がめちゃくちゃ大きくなります。
どれぐらい大きいかと言うと、車が互いに行き違いできるほどはあります。
もちろん景色も変わらずきれいです。
営業時間:営業時間外でも四日市ドームの裏には入れるので載せません。
住所:三重県四日市市大字羽津甲5169
海沿いの道を更に進んでいくと、工場一倍(人一倍的な)存在感のある巨大基地の様なプラントが出てきます。
個人的に今回見た工場の中で一番好きな工場かも知れません(笑)
大正橋
工場夜景の撮影スポットとどこで聞いて、帰りに通ることになったので、行ってみました。
これが大正橋です。なんの変哲のない橋です。もちろん車は止められないので、徒歩でかつかなり余裕がある人で無いと行けません。
夜景は綺麗ですが、正直いかなくても良いと思うので、余裕がある人だけ行ったら良いと思います。
大正橋がある道沿いをずっと、あるいていくと、ガソリンスタンドがありました。
皆さんご存知のコスモ石油です。
確かこの中に四日市コンビナートにコスモの石油精製所があったと思います。
それにしても、値段が安くないですか?
実は僕もコスモでバイトをしているのですが、フルサービスで店員がガソリンを入れるタイプというのもありますが、レギュラー150円/Lもします笑(ps.今はかなり安くなっていますね)
車の方は是非入れて帰ったらどうでしょうか?
四日市コンビナート・塩浜エリア
JR四日市駅にたどり着いた後に、近鉄四日市まで行ってから塩浜駅で降りて、四日市コンビナート・塩浜エリアに向かいました。
工場地帯に行く道にこんな面白い線路がありました。
この線路はjr線と近鉄線に繋がっていて、石油とかを運ぶのでしょうが、踏切がありません。
車が上を通るとガゴッ!となってかなりびっくりしたのは秘密(笑)
工場方面に続く線路です。
普段は閉ざされているようです。
道を進むと、道の上にパイプが沢山あります。
色々な工場を間近で見られるので、海を挟んで見るのとは迫力が違います。
辺りには石油系の匂いが漂ってきます。
めちゃくちゃでかいプラントがあって、最大級にデカいです。
確かに迫力は凄いのでお勧めですが、車の方だけ行くと良いと思います。
終わりに
今回は四日市コンビナートの工場夜景を巡るというコンセプトのルートを回ってみました!
今回、僕は全て徒歩で行きましたが、翌日に足がパンパンになってしまったので、色々動くなら車の方が良いのは伝わったと思います。
しかし、どうしても電車で行きたい時は、最初に青いラインで引いたようにうみてらす14を見てから海岸を少し見てから引き返して最寄駅に戻るというルートを辿るのが良いと思います。
とはいえ、工場夜景は普通の夜景とは違い、普通の夜景の綺麗という要素に、迫力という要素が追加されています。
そのため、普通の夜景に飽きた方とか工場のメカニック感が大好きな人にはオススメだと思いました。
最後まで見てくれて、ありがとうございます。
この記事があなたの旅行の手助けになってくれたら嬉しいです!