皆さんこんにちは!谷いずると申します。
ここは久能山東照宮の参道の一の鳥居前です。
今回は静岡県の静岡市にある、久能山東照宮を紹介したいと思います。
旅のしおり
久能山東照宮とは?
久能山東照宮は日本人なら知らない人はいないのではないか?というレベルで有名な江戸幕府初代将軍の徳川家康の遺言で久能山に埋葬するために造られた東照宮です。
結構勘違いしている人が多いと思いますが(実際に僕も勘違いしてました)、同じ東照宮である日光東照宮は同じく徳川家康の遺言で一周忌の後に日光山にお堂を立てて神として祀ることを目的として作られました。ですので、同じ徳川家康でも、お墓の場所と祀られている場所が違うということです。
ちなみに、東照宮とは神格化された徳川家康をまつるための神社で、全国の大名がこぞって建造したため現在では全国に100社以上あるそうです。その中で日光東照宮と久能山東照宮は二大東照宮と言われています。
アクセスは?
久能山東照宮は二つの参道があります。一つ目は古来からある表参道です。もう一つは久能山の近くにある日本平とを結ぶ日本平ロープウェイで東照宮に行くルートがあります。
一つ目の古来から使われていた表参道は全て合わせて1159段あり、きつい人もいると思います。あと徒歩だと行きにくいと思います。僕は電車とバスで行きましたが、バス停から30分は歩きました。階段を上る前に体力を消耗するのが嫌でしたら、タクシーを呼ぶのをお勧めします。
二つ目に日本平ロープウェイです。静岡駅から出ているバスの本数が一時間に一本程度という欠点はありますが、ロープウェイの方が圧倒的に楽です。また、ロープウェイ自体は朝は15分、昼は10分間隔で運行しています。
さらに日本平は辺りを一望できる展望台があり、天気が良いと富士山が見えたりします。無料の展望台の中にカフェやお土産屋も併設されているので、バスの待ち時間も暇に感じることは無いと思います。
いよいよ久能山東照宮へ!
ではこれから久能山東照宮を観光していきたいと思います。
少しわかりやすいように僕が通った道に色を付けておきました。
久能山東照宮を観光した後に日本平に向かいます。
久能山東照宮
それでは、いよいよこの階段を登っていきましょう!
先ほどすべてで1159段あると言いましたが、今のところは一段あたりの高さは意外と低いんですね。
低いとは言ってもきついものはきついのですが、ひたすら登っていくしかありません。
登っていて思ったのですが、階段の作りが丁寧ですね。石で作られた階段はガタガタな階段になりがちなんですが、きちんと面がそろっていて足場が良く、比較的疲れにくいです。
こう見ていると階段だけでなく石垣もきれいに切り出された石がびっしり詰まれています。江戸城の切込み積みと同じなんですかねー。
ちなみにここら辺だけちょっと坂がきつくなってきます。
20分ぐらいかけて909段を登り終えたら一ノ門が見えてきます。まだ一ノ門ですが、終わりが見えてきました。
ふと後ろを振り返ると海が一面に広がっています。
しかし、まだめっちゃ高いというわけではありません。ここからまた少し登っていきます。
一段一段が細かすぎて逆に上りにくいかも(笑)
これを登ったら見晴台があります。
さっきよりだいぶ高くなりましたね。この見晴らし台の広場にロープウェイ乗り場もあります。
また、ここから先に行くために入場料を大人500円を払います。
ここに博物館も別料金で入ることができますが僕はパスしましたが、気になる人はいっしょにどうぞ。
今までは階段の一段一段が低かったのですが、ここからは一段が大きくなるのか登山棒の貸し出しがあります。
昔の登山棒スタイルです!
そのまま視線を前に向けると、、、
立派な楼門が見えます。
デカすぎてカメラに収まりませんでした。
色鮮やかで迫力があります。
この門をくぐるとこんなものがありました。
徳川家康の手形と身体的なプロフィールです。
徳川家康は155㎝しかなかったんですねー。170㎝の僕でも見下ろせますね(笑)
せっかくなので僕の手と比べてみましょう。
下の手が隠れないように敢えてずらしてありますがツメの分ぐらい長さが違いますね。これも食事が西洋風に変わったおかげなのでしょうか?
少し進むとこんな看板があります。
もう1100段まで来たんですね。せっかくなのでここもお参りしておきます。
なんか違和感を感じましたが、実はこれめっちゃ低い鳥居なんです。
昔の人基準なのかは盛りませんが、かがまないと頭ぶつけます。
鳥居の先には意外な神様が祀られていました。
これは二つの神様が祀られていますが、右側が厳島神社、左側が稲荷大社にお参りしたことになる神社です。
表現が適切かはわかりませんが、なんだか欲張りな感じがします(笑)
お参りをして参道に戻ります。
ここで手を清め、さらに奥に進みます。
目の前の階段も少なくなってきて、階段を登るのが苦ではなくなってきたころに目の前に本殿が見えてきます。
しかし、順路的にその周辺から見ていきます。
ところどころ現代版打ち水が行われていて涼しく感じます。
これは神楽殿というところなのですが、プラモデルが置いてあります。
そういえば静岡ってガンプラを作ってるバンダイがあるんですよね。僕もお世話になってなす。
さらに上に上がりますと日枝神社があります。これは本殿が仕切られた隣のところにあるからこちらも色鮮やかです。
そしてついにこの先に本殿があります。
とびらをくぐると、、、
いよいよ久能山東照宮の本殿のご対面です。
赤字の色に豪華な金の装飾が目を引きます。
これを見たら1159段も登ってきてた疲れも吹っ飛び、頑張って登ってきてよかったと思えます。
ところどころ使われている青色の部分が今まであまり神社では見たことが無かったのでアクセントになっています。
そして、誇らしげに正面の徳川紋が視界に入ってきます。
他にも繊細な金装飾は近くで見ても美しいです。
龍の装飾品も煌びやかです。
近くには樹齢樹齢約650年の大蘇鉄が見守るように生えています。
本殿の左側に徳川家康が埋葬されているところに続くようです。
細かいところにもふんだんに金が使われています。
奥に進んでいきます。
さっきの場所と一転、落ち着いた場所に出ました。
この階段の先にあの徳川家康が眠っているのですね、、、
これが、埋葬所なんですね。手を洗う場所もあり、徳川家康がいかに神格化されていたのかがわかる最たる場所だと思います。
普通墓地に手を洗う場所はありませんからね。
それでは今まで来た道をロープウェイ乗り場まで引き返します。
日本平ロープウェイ
先ほどの広場にロープウェイ乗り場はあります。
大人600円を支払い券を購入後、検札で右の方にパンチで穴を開けられます。
ロープウェイに乗ると乗車距離約1km、5分の間添乗員さんがガイドしてくれます。
久能山と日本平の間には谷ができていますが、昔は地続きで地盤の固い部分だけが浸食で残されて山ができたそうです。
対向からもう一つのロープウェイが来ましたが、日本平ロープウェイはお殿様や、お姫様の御篭をイメージした形になっています。
近づいてくるのはお姫様の御篭をイメージした、たちばな号です。僕が乗っているのがお殿様の方の青い号です。
5分と短い間でしたが、景色が良くガイドも楽しめました。
日本平・ゆめてらす展望台
日本平ロープウェイを降りて歩いて、日本平の山頂にはゆめテラスという展望台があります。
ゆめテラスは最近できたのでまだきれいです。
一回は日本平の歴史を知れるコーナー、ゆめテラス二階はカフェが併設されており景色を見ながらゆっくりできます。
ゆめテラスのカフェからもう一つ上がるとテラスになっています。
デザインも近未来的だが、どこか和を感じるデザインで好みです。
このテラスからは天気が良ければ富士山が見れるらしいです。
あいにく、雲が覆っていますが先っぽだけ見えています。
雨が降るよりはいいのですが、どうせなら快晴のときに行きたかったなと思いました。
日本平は景観が良い観光地で1位を獲得したことがあるようです。その一位に恥じない名勝だったと思います。
日本平のほかにはロープウェイ乗り場の近くにはお土産屋があります。
そのお土産屋の隣には出店がありました。
出店では商売がうまそうな口が達者な店主がいて、桜エビ団子を食べてみました!
桜エビの団子とか聞いたことなかったので、ついつい買ってしまいました。
お金を払うと、その場で揚げてくれて、アッツアツを食べることができました。
団子の名の通りもちもちで、ほんのり桜エビの味がしていておいしかったです。
ちなみに、少しかかっている赤い粉は桜エビ唐辛子と言って、一件でしか作られていないモノらしいです。
あと、出店は季節とかで変わるかもしれませんので確実にいるとは限りません。
終わりに
今回は久能山東照宮と日本平を観光しましたが、改めて徳川家康の凄さを認識したのと、静岡の広大な駿河湾を一望できる日本平は今まで見てきたところとはスケール感が違うなと思いました。
今度の旅行に久能山東照宮または日本平という選択肢を加えてみてはどうでしょうか?また、静岡駅の近くだと言おうこともあり、比較的行きやすいと思います。
もし今度行く人が居るのならば、皆さんが行くときには富士山がはっきり見えるといいですね!